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新NAFTA:トランプの敗北 [経済]

大言壮語トランプ節。

ネゴシエイターとして世界一のテクニッシャンと自画自賛。

旧NAFTA協定の改善に先ずは交渉相手のカナダ、メキシコに鉄鋼、アルミに輸入関税を課して、交渉に望んだ。

確かにトランプの求める改良点は合意できたが、両国政府の批准が得られない。

国内政治的に、トランプの関税恐喝のもとで国家の威信が傷つけられた、として民意が新協定反対に傾く。

さらには、アメリカの業界からもカナダ、メキシコから輸入の鉄鋼、アルミが関税分高くなり耐えられぬとの苦情が相次いでいた。

本日、ホワイトハウス筋からの情報では、トランプは終に諸方の圧力に屈し、カナダ、メキシコに課していた問題の鉄鋼、アルミ関税を撤廃する決定を下した。

正式宣言は明日か。


バイロン
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明確な公約の差異:豪州総選挙 [アジア]

本日の豪州総選挙。

与野党伯仲の激戦。

注目は野党労働党の公約。

近年天然災害に苛まれている豪州。

気候変動に対処が至上命令とする労働党、党首ショーテン氏。

選挙公約は:
1)2005年時点の二酸化炭素排出量を45%削減する。
2)2030年までに販売される自動車の50%を電気自動車とする。

これに比して、自由ー国民党連立与党(モリソン首相)は、労働党の"過剰な環境対策”は弱体化しつつある国民経済に更に重荷になり危険ともっぱら野党公約否定の戦術。

尚、豪州経済の減速は顕著。

天然災害に加え、住宅価格の下落、原材料輸出先の中国経済の縮小で、豪州中央銀行は本年のGDPの伸びを年末の予測値、3.3%から今月は2.6%に下方修正。

IMFは更に悲観的に2.1%と見込んでいる。


バイロン

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