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ハロウィーン ブレシット [連載ー英国EU離脱交渉]

茶番は何時まで続くのか。

英国のEU離脱問題。

離脱はしたいが条件が決められない。

議会が真っ二つに分かれている。

これまで2年も掛けてEUと交渉した離脱協定をどうする心算か。

逃げられるUEサイドははっきりしない英国にはほとほと手を焼いている。

最終のEU結論は;

・英国は離脱協定を受けると決定した次の月末に正式に離脱する事。

・かかる決定が無い場合は10月末に離脱の事。

釈然としない矛盾は:

・今月の欧州議会選挙に英国は参加するのか、否か。

 離脱したい組織に議員を送る矛盾をどう説明するのか。
 
 10月末にはとにかく追い出される組織になぜ議員を送らねばならぬのか。

・そもそも10月末の最終離脱期限の正当性があるのか。
 
 既にEU内部に意見の分離がある。
 
 フランスは英国の煮え切らない態度は相州の経済、社会に悪影響を及ぼすとして、速やかに離脱 する様圧力をかける。

 他方、剛力で英国を追放するとの誹りを恐れるメンバーは、10月末より更に延長をも許そうと する。

 両方を足して二で割ったのが10月末。



10月末はハロウィーンの時期。

いろんなお化けが舞いだす。

欧州では英国離脱を”ハロウィーン離脱”と呼びだした。

又、どんな妖怪が飛び出すかわからないから。

バイロン
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スコットランド独立運動 [欧州]

昨日スコットランド グラスゴーに集まった市民デモ。

総数75000人の大デモとなった。

史上最大規模の民衆運動はスコットランド独立を求める。

自治政府のスコットランド国民党(SNP)のスタージオン党首は飽くまで、英国のEU離脱に反対で、離脱の暁には、改めてスコットランドの英国からの分離独立につきスコットランドの国民投票を行うとする。

今月の欧州議会選挙。スコットランドには6席の議席が振り分けられている。

最新世論調査では、SNPが4議席、保守党、労働党がそれぞれ1議席となりそう。

”連合王国”首都ロンドンの、メイ首相は当然、分離独立運動に反対で、最後のスコットランド国民投票(2014年)で独立反対が64%だったことから、民意は明確で二度の国民投票は許さないとしている。

しかし、EU離脱騒ぎで世論は変質しており、スコットランド独立は可能性が高くなっている。

バイロン
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サーベル鳴らしか?;米中貿易戦争 [アメリカ州]

来年のアメリカ大統領選挙。

民主党から続々と候補者が名乗りを上げる。

既に前副大統領バイデン氏は圧倒的人気である。

彼は、トランプの対中姿勢を批判し、中国は対抗すべき国ではなく、協力すべき相手だとし、現行の米中貿易戦争に協調、妥協の姿勢で臨むべきだと強調している。

今週、中国劉副総理と米通商代表ライトハイザーはワシントンで、”最終協議”を行う。

昨日トランプは、2通のトウイッタ―で下記開陳;

・現行の対中関税は現在のアメリカ経済に”偉大な(一つ覚えの形容詞"great”)”効果をもたらしてい  る。アメリカへのコストは”殆ど”上がっていない。

・現在、中国はアメリカとの通商関係を”再交渉(re-negociate)しようとしている。”NOだ”。

・中国が貿易交渉で譲歩しなければ、今週金曜日に現行の2000億ドル相当の中国輸入品に対す る報復関税率10%を25%に引き上げる。

・更に、近く(shortly)現在非関税("un-taxed”)の残余輸入品総額3250億ドル分についても25% の関税賦課を行う。

ここ数週間、交渉は順調だと自身の交渉力を誇示してきたトランプ。

急転直下の威嚇姿勢。


トウーットに即反応して全米靴製造協会は声明を発し”大統領に斯様な新規関税政策を採らぬよう強く要請(urge)する。”代わりに交渉に注力すべき”と釘を刺している。

一体真意は何処にあるのか。

国内政治的混乱のはけ口としてのジェスチャーか。

米国内外の”識者”が頭をひねる。

バイロン
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