EU最高人事

EU諸機関の最高人事が次々と決まっている。

メンバー国の話し合いによる任命でもめ抜いた。

フランス､ドイツ首脳(マクロンｰメルケル）の大坂G-20での会談で纏まった様子。

決定の主要人事(最終承認は欧州議会による）；

・欧州委員会議長：ホン　デル　レイェン女史　現ドイツ国防相。メルケルを崇拝する。
　ロンドン経済大学(LSE)卒業。
　欧州委員会はEU行政府。議長はEU首相の地位。英名はpresident。

・欧州理事会議長：ミシェル氏。現ベルギー首相。弁護士。ベルギー最年少首相。改革派。
　理事会はEU元首がメンバー。EUの最高意思決定機関。議長はEU大統領の地位。英名はresident。

・欧州中央銀行総裁：レガルデ女史。フランス人。2011年より初の女性IMF総裁。現役。
　初等教育は米国。フランス政府経済相、大蔵相を歴任している。


バイロン

韓国経済に衝撃

韓国財務省発表。

本年前半の輸出が大幅減少。

特に主力商品のセミコンダクター輸出が前年同期比、20％減少。

今年の経済成長見通しを2．7％から2．4％ー2.5％に下方修正。


米中貿易紛争、国際通商の減退を理由とする。

昨年の成長実績は2．8％だった。

今回改正見通しは過去7年で最低となる。(2012年実績が2．2％）


バイロン

シマンテック買収

チップメイカー　ブロードコムはIT機器保安ソフト大手、シマンテックの買収を宣言。

買収額は150億ドル前後の大型買収。

ハードメイカーが大きく舵を切り、ソフト分野に全力で進出する兆し。


バイロン

オペック プラスの生産制限と市場反応

オペック　プラス：オペックと非オペック(ロシアを先頭に10カ国）の原油生産国グループ。

現行の共同生産制限(日量120万バーレル）を来年の3月まで据え置く決定を行った。

奇妙に、国際、米国標準原油価格が途端に5％近く下落した。

生産を搾り､価格を嵩上げるカルテル行為は効かない世界が出現した。

オペック生産は政治的要因で､イラン、ヴェネズエラを始め多くの国で減産を余儀なくされて､供給サイドの不安定要素は増している。

今次の生産制限の延長で価格は当然上向くと予想された。

しかし、米国の原油生産が活発だし、それにまして､需要サイドの状況が変わった。

環境保全の国際的指向で自然エネルギー開発は進み原油需要に水をさす。

トランプの”米国第一”の保護主義が国際通商量を確実に圧縮し各国の原油需要を落としている。


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