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インド経済の現状 [アジア]

駐中国インド大使の指摘。

・インドの新興起業への中国の投資は過去3年間で9倍にもなった。
 対照的にインドは内資の投資が欠落している。
 内資コストが高すぎる。海外からの投資は、一に中国、二にアメリカである。

・インド、中国間の通商量は爆発的に伸びている。
 しかし、中国からの輸入が圧倒的でインドからの輸出は弱く、現状、総貿易量1000億ドル  の内、インドの530億ドル入超である。この一方的不均衡は長期に許容できない。

最新データによると;

・インドのスマフォ市場で中国の少米が35%のシェアーを占めて伸張中。
 小米はインドを単なる組み立て工場とみなし、スマフォの部品は他国から持ち込んでいる。
 インドは製造業の拠点とは見なされていない。
 アメリカのインテルを初め海外企業に同様の兆候がある。

・インドの貨物列車網が貧弱に過ぎる。
 カヴァーする地区が僅少で、貨物列車は古く平均速度が時速30キロの低速。
 また、港湾数が極端に少ない。
 モデイ首相は道路建設を焦眉の急務としているが遅々として進まない。
 即ち、インドには産業立国に必須の交通インフラが欠落している。

・米中貿易戦争でアジア諸国は二次被害を被っているが例外はヴェトナム。
 中国企業が多くヴェトナムに移住している。
 韓国企業も同様の動きである。
 ヴェトナムの労働者の生産性の高さが決め手。
 インドにはヴェトナムのように米中貿易戦争を利益に転じる労働層が無い。

バイロン


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イギリスのトランプ:ジョンソン内閣発足 [国際]

イギリス保守党メイ首相後継者が予想通り決定。

全国保守党党員の投票でジョンソン氏9万票強、対抗馬ハント氏4万票強の2:1で決着。

ジョンソン新首相は早速10月31日にEUとの離脱協定の有無にかかわらずさっぱりと離脱する決意を語った。

アメリカトランプ大統領はこれを歓迎しジョンソンは”タフで頭がいい”とし、”イギリスのトランプだ”と露骨で常識外れの”異常”発言。

EUは離脱交渉責任者バルニエ氏が”ジョンソン氏と交渉するのを楽しみにしている。前任者メイ首相と交渉し合意している離脱協定を新首相が承認することを期待する。”と発言。

一方ジョンソン新首相は、メイ協定は”死んだ(defunct)”と強調、双方の差異が明確。

また、IMFは再び世界通商の拡大に二つの問題ありと指摘。

即ち、アメリカの通商政策と、イギリスの”無協定”EU離脱だと懸念を表明。

尚、ジョンソン新首相は組閣に入るが多くの現主要閣僚は自ら辞任を表明し、反ジョンソン姿勢を明らかにしている。

ばい
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