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罪状明らか:コンドランド証言 [米国トランプ弾劾]

米国連邦議会下院のトランプ弾劾調査。

昨日はホテル業で財をなし、トランプに巨額政治資金の提供を行い、EU大使職を手にしたコンドランドの証言。公務にはズブの素人。買官の典型的ケイス。飽くまでトランプの黒子と見られている重要証人。

弾劾調査の中心はトランプがウクライナ政府を教唆し来年の大統領選挙に自分が有利になるよう工作したか否か。

外国政府の容喙を求めるのは、建国当時から米国独立の最大危険とされて、大統領罷免を含む重罪。

トランプは2016年の米国大統領選挙に容喙したのは、ロシアでは無く民主党の裏工作による、当時のウクライナ政府だとし、また、来年の選挙で政敵バイデンを貶めるため彼の息子がウクライナのガス会社、バリスマの役員をしていた事から、バイデン一家の汚職疑惑がありと、この二点につき、ウクライナ新政府が”正式に調査を開始する”との公式発表を求めていた。

この宣伝効果は計り知れない。来年の大統領選にトランプ再選の決め手となる。

トランプは新ウクライナ大統領ゼレジンスキーに要求に従わないと、先ず、新ウクライナ大統領のホワイトハウスでのトランプとの会見の”栄誉”と、米国議会が承認済みのウクライナへの軍事費支出を、差し止めると脅し、”交換条件(クイッド プロ コ)”としていた疑惑。

この間の新ウクライナ大統領と、トランプ間を取り次いでいたのが場違いのコンドランド大使。

彼はEU大使で、非EU国ウクライナとは無関係。

トランプは正式な外交チャネルである駐ウクライナ米国大使を解任し、裏街道の外交ルート、彼の個人弁護士であるジュリアーニをコンドランド大使と組ませて交渉を進めてきた。

昨日の公聴会、コンドランドは失言の連続。

図らずも、トランプの直接指示を受けて動いていた事実を吐露。

交換条件は早くから知っていたと証言。

全面否定のトランプと真っ向からぶつかる結果となった。

公聴会から、共和党議員が退席する場面もあり、弾劾調査は、次段に進む。

バイロン
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