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恐れと強欲:豪州と中国 [アジア]

歴史的に、移民は英国を主に欧州から受け入れ。

国家安全と経済は米国頼り。

一度も自分たちがアジア人だと実感したことの無い国民心情。

豪州は近年の中国との関係に戸惑いを続ける。

僅か、2400万人の人口。

広い国土と長い海岸線。

27000兵員の海軍では海岸防衛もままならない。

中国から難民の津波が押し寄せれば対抗手段は無い。

近年の豪州経済。

中国に極端に依存する状態が定着した。

中国からの投資は拡大中で、多くの大学が中国留学生の学費により維持される様になった。

鉄鉱石、石炭、その他の鉱物資源は際限なく中国に買い取られ経済の牽引車となっている


歴代首相は北京語を話す者から"熱列な中国フアン"を自認する者まで中国許容の姿勢である。

一方、巨大人口国家、中国の政治、外交力は恐ろしい。

近づき過ぎると国家が乗っ取られる懸念がある。

国家秘密が盗まれると、トランプの警告に従い、中国IT産業の雄、ハウウェイを拒絶した。

旧大英帝国の絆で英国、米国、カナダ、ニュージーランドと国際情報連合を組んだ。

"Five Eyes"の強い組織。

とは言え、中国との通商が傷を負えば国家経済が破綻する。

恐怖と、強欲の狭間で苦悩の豪州。

バイロン
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米国石炭王の破綻 [経済]

全米、アラバマ、イリノイ、ケンタッキー、オハイオ、ユタ、ウェスト ヴァージニアに17の石炭鉱山を所有し、7000名の従業員を持つ”石炭王マレー氏”が破綻した。(同氏が所有のマレー エナジー社が今週、破産宣告)
天然ガスが豊富に生産され価格が下落して電力会社が石炭からきり変えていた。
それに、最近の環境問題。
石炭発電は目の敵となった。

更にまずいことに、天然ガスより強敵の競争相手が出現している。

環境保全の切り札、太陽光、風力発電が急速に発展して、おまけに、発電コストは天然ガスより安くなった。

マレー氏は、かねてよりトランプ大統領の強力支持者である。

マレー氏はトランプに、石炭火力発電所に財政的救済策を施すよう愁訴を繰り返してきた。

だが、彼の願いは無視された。

緊急救済を作動する十分な証拠が無いとされた。

国内消費の収縮に加え、米国の石炭輸出も急速に縮小している。

今年第三四半期は約2000万トンで昨年同期の3割減。減少の趨勢が続いている。

米国エネルギー省は来年末には更に3割減るとの予想を出した。

バイロン
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ヴァージニア州議会選挙:トランプ層の敗退 [アメリカ州]

今週の米国、ヴァージニア州議会選挙。

26年ぶりに上下院とも民主党が多数を占めた。

各種世論調査で、かっての堅実な共和党支持基盤である郊外層(裕福層)がトランプの人種政策、移民政策、外交政策に嫌気がさして民主党支持に鞍替えしている。

顕著なのはトランプの言辞に反対の動き。

彼の、"言い草(トーン)が気にくわないとする"Tonal resistannce”なる反対勢力が芽生えている。

バイロン
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バー法務長官の記者会見 [米国トランプ弾劾]

ワシントンポストがすっぱ抜いた。

下院議会の弾劾決議に連なったトランプの"煙の立つ銃(smoking gun)"。

ウクライナの大統領にバイデン元副大統領のスキャンダルをでっち上げるよう圧力をかけたとするトランプの電話交信。(ホワイト ハウスは9月25日に交信内容の抄訳を公開している。)

国中が騒ぎ出したのを見たトランプは、法務長官バーに対して、記者会見を開き、トランプの電話圧力は無く、トランプは潔白だと公表するよう命令していたことが法務省内部から漏れた。

流石にバーもこれは余りに見えすぎた工作だと断り、その代わり、別途の方式でトランプを救済すると約した、と報じている。

バイロン
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