ケンタッキー州知事選挙：トランプ敗北

アメリカ　ケンタッキー州知事選挙。

現職の”ミニ　トランプ”と評判のべヴィン知事が前州検事総長の民主党新人ベシア氏に敗北。

先の大統領選挙で、圧倒的にトランプが勝利した州で、共和党の歴史的後退。

べヴィン氏はトランプの分身と言われ、話術も、態度もすっかりトランプを模倣していた。

投票前夜もトランプがべヴィン応援に駆けつけたいた。

伝統的に赤色の共和党の砦が、崩れた。

バイロン

シェイルガス：チェサピーク エナジーの危機

アメリカ　シェイル　オイル、ガス　ブームに乗り中小の新規企業が雨後の筍の様に立ち上がった。

チェサピーク　エナジーはその最先端企業。

シェイルガスの生産では、エクソンモービルに次いで2位の大企業にのし上がった。

現金収支を無視して借り入れ、社債発行に走り脇目も振らずシェイルガスを掘り続けた。

しかし、ここ一、二年、シェイル　オイル、ガスの生産過剰で市況が大変化。

原油価格はバレル57ドル近辺の水準に落ち、肝心のガス価格に至っては激落で６ドル(100万BTUあたり）を超えていたのが半分の3ドルを切った。

9月末のチェサピーク　エナジー社のネット借り入れ残額が株価総額の４倍を超えて91億ドルとなった。

今週、チェサピークは証券取引所に警告を発した。

”もし来年も現在の低原油、ガス価格が続くと、借入金の返済、社債の償却に困難を生じ、事業継続に不安が生じる”

同社、株価は墜落、社債価格は4割方下落。

尚、同社の生産ガス量は原油換算で日量約４8万バーレル。

全米で今年9月末までシェイル　オイル、ガス生産の中小企業の破産件数は３３。

バイロン

労働党コービン党首の主張

来月のイギリス総選挙。

野党労働党党首コービン氏は講演で下記強調。

・保守党ジョンソン首相のＥＵ離脱案は未だＥＵと交渉中だという。
　従い、野党として離脱か、残留かはジョンソンの最終離脱協定案次第。

・総選挙で勝利したら6か月以内に、新しい離脱案をEUと合意する。　
　然る後、国民投票で受諾可否を決する。

・ジョンソンの英米自由貿易構想は危険である。
　アメリカの狙いは英国の国民健康保険制度に、アメリカの医薬品の押し売りである。
　年間5億ポンドの薬価上昇がそっくりアメリカ薬品企業に奪われ、その負担はそのままイギリス　
　国民の負担になる。

バイロン