よろめく5つの目：英国の決断

英国が限定的ながら中国のITメイカー、フアウェイの5G環境整備への参入を許して、忽ち､余波が起きている｡

米政府は”遺憾の意”を表明した。

国際情報連合、”五つの目”のメンバーカナダとニュージーランドは英国の決断を検討するとし、トランプと距離を置いた。

トランプに完全追従するのは豪州だけ、となった。

五つの目が二つの目となる。

亦、トランプから圧力を受けているドイツのメルケル首相は記者団の質問に､ドイツはフアウェイー排斥を決めていないと再確認した。

尚､半年前に販売を始めている英国の5G対応のスマフォ各社、トップ4社は全てフアウェー機器を使用している。


バイロン

ブラジル オペック参加見送り

ブラジル政府は今年のオペック参加を見送った｡

国営石油会社ペトロブラスは昨年、念願の年間10億バーレルの原油生産目標を達成。

日量310万6000バーレルだった。

オペックに参加すれば5位に入る生産実績だった。

本年のオペック参加見送りつき政府は､暫く､オペックの規制を受けずに自由に原油生産を拡大したい､としている。

バイロン

五つの目とフアウェイ

世界を監視する最強の情報連合。

歴史を共有する”五つの目(five　eyes)”なる英国、米国、豪州、カナダ、ニュージーランドの五カ国情報共有組織。

5G時代を迎えて、中国IT機器の雄、フアウェイー製品使用につき内部見解が分かれていた｡

トランプは同社の機器が中国の”スパイ機器”だとして他国に使用禁止を求めてきた。

”五つの目”の共有情報が中国政府に筒抜けになる､と警告しており、カナダ、豪州、ニュージーランドは従う姿勢を見せていた。

昨日、英国は､トランプに背き､フアウェー機器の使用を決定。

英国防諜機関GCHQ（[Government Communications Headquarter）の判断で、5G環境の”主要部分”（核兵器関連、軍事施設等）には同社の機器を避けるが、他部門での導入による情報遺漏は完全に防止できるとした。

バイロン

クシュナーの中東和平案

トランプはイスラエイル”希望無き”ナタニエフ首相をホワイトハウスに招き”懸案の”中東和平案を提示。

大統領就任後、トランプは女婿クシュナーを中東和平責任者に命じている。

昨日の”和平案”の主要点；
・4年間、イスラエルは西岸の入植地の建設を中止する。
　交換に､パレステイナは現在のイスラエル入植地をイスラエル領地として承認する。

・イスラエルの首都を”不分割の”エルサレムとし、パレステイナの首都は現在のエルサレム行政地区
　から外側の東エルサレム地区に新設する。

今回の和平案の準備に対象のパレステイナは一切参加していない。

ナタニエフはイスラエル歴史に最高の記念日だと喜色満面。

UAEとサウジが即時､本和平案に賛同を表明している。

バイロン

プエルトリコとワシントンDCを州に昇格

アメリカ次期大統領選挙に民主党から出馬のブルンバーグ氏。

選挙費用は一切他人に頼らず莫大な個人資産で賄っている｡

通常の予備選経路である初期のコーカス、予備選挙を無視して､代理投票権者の多い州だけを狙い打ちにテレヴィ広告、文書配付に巨額のカネを投じている｡

民主党の正式候補に選ばれずとも正式候補を全面支持し､投じた個人選挙資金は”トランプ排除事業”の先行投資だと明快。

今回は､プエルトリコ、ワシントンDCをそれぞれ州に格上げする案をぶち上げた｡

星条旗にあと二つの星を縫い付ける時だと主張。

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13.1兆ドル；米国負債

アメリカ連邦議会予算局の公表数値。
・米国連邦政府の公的負債は10年後の2030年に13.1兆ドルに達する。
・この負債額はGDPの98％に達する。昨年度2019年は79％だった。
・2050年に174％に達する。

既に、現時点の負債額は第二次世界大戦後、最悪だと強調。

予測の基礎として：
・米国国債長期金利(10年債）2030年まで．3．0％。
・2030年まで米国経済成長率を1．8％。
とする。

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