ダボスのトランプとブレシット

弾劾裁判で足下に火がついているトランプはダヴォスに出かけている。

盛んに､無秩序な思いつき発言を連発して､相変わらず顰蹙を買っている。

気象変動論議は、左派の非科学的陰謀だと飽きずに繰り返している｡

昨日は｡EU離脱後の英国との関係で”ジョンソン首相は良い奴(tremendous)で、米英自由貿易協定を直ぐ結ぶ”と発言。

ジョンソンの方も､調子に乗って英国は離脱後のEUとの関係より､アメリカ、カナダ、オーストラリアとの新しい通商関係に重心をおくようで、今月末、離脱後の国際商談は両天秤方式ー即ちEUとアメリカと同時平行に行うと発言。

無論EU首脳には不快感が増し拒絶反応が表面化している。

バイロン

コカコーラとプラステイック ボトル

ダボスでコカコーラのペレス女史（永続性担当重役）の演説から；
・コカコーラはプラスック　ボトルの廃棄は出来ない｡
　ガラスやアルミ缶への全面移行は寧ろ環境破壊ガスの排出を高める｡
（現在、単一企業としてコカコーラはプラステイックの最大の使用者。
　年間300万トンのプラステイックで一分当たり20万本のボトルを使用している。）

・コカコーラの顧客はプラステイック　ボトルを重用している。
　飲み残しの保存に適当。

・コカコーラは､2030年までにプラステイック　ボトルの50％をリサイクル　ボトルとする目標を
　立てている｡（現在9％）
　その為世界的に使用済みボトルの回収システムを開発している。

・リサイクルボトル50％の達成目標を、2030年から前倒しにする。

バイロン

覚醒したインド

米中貿易戦争で､中国から製造業が逃げ出して、マレイシア、ヴェトナム等東南アジアに拠点を移動している。

中国産の製品にはトランプの対米懲罰輸出関税がかかる。

中国以外の国からはトランプの邪魔が入らずに対米輸出が可能でうなぎ登りに増えている。

風が吹いて桶屋が儲かるたとえ通りマレイシア、ヴェトナム、バングラデイッシュはかってない対米輸出の盛況である｡

ところがインドはその恩恵に浴していない｡

それどころか､経済不調で、過去6ヶ月輸出が連続して収縮している。

昨年の第三四半期にはGDPの成長率が4．5％迄低落した。

6年来最低である。

モデイ首相は決断した｡

新規起業の製造業に現行法人税率25％を一挙に15％まで引き下げ種々助成減税を与えて実質税率を7.5％とする。

思い切った処置で東南アジアで最低税率となり、かくて中国から逃げ出す企業を誘致する目論見。

バイロン

証人、証拠で綱引き

米上院議会のトランプ弾劾裁判初日。

証拠、証人の審議無く一挙にトランプ無罪の議決に持ち込もうとする上院共和党院内総務マコーネル｡

反対動議が民主党から次々に繰り出せれるが、見事に党派線引き通り53－47票で否決される。

民主党に抵抗の手段はあるのか。

共和党に亀裂は見えない。

バイロン