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スーパー カナダ プラス [連載ー英国EU離脱交渉]

EU委員会代表レイエン女史と英国ジョンソン首相との会談が終わった。

英国政府は、今月末EUからの正式離脱直後より、”カナダーEU自由貿易協定”に従った”英国ーEU自由貿易協定”の交渉に入ると表明した。

交渉は今年いっぱいと時間を切り、延長は認めないと宣言。

ジョンソン首相はカナダーEU自由貿易協定以上の”スーパー カナダ プラス”の好条件を交渉すると自信を表明。

下敷きのカナダーEU協定だがCETA (Comprehensive Economic and Trade Agreement)と呼ばれる。

交渉開始は2005年、双方の批准は2017年になされ10年以上の厳しい交渉を経て成立している。

品目上、98%が双方輸出入に関税がかからない。

しかし、重要分野の金融取引、農業産品については厳しい管理、課税がなされている。

亦無関税と言っても税関のチェックは相互に行っている。品質管理も難物。

カナダのEUとの輸出入はカナダ総輸出入の10%にもならない。

それに比して英国のEU依存度は比較なならぬほど高い。

ジョンソンの強気は”夢”のようだ。

バイロン
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EUと米英:英独国防相会談 [欧州]

英国を訪問中のドイツ国防相アネグレット クランプ カレンバウアー(Annegret Kramp-Karrenbauer 、AKKと略称される。)は記者会見で下記を語った。

・イラン対応で英国と距離がある。
 E3即ち、ドイツ、フランス、英国と、ロシア、中国、米国が協定したイランの核利用合意につき、
 トランプは独自に離脱している。
 ドイツは飽くまで協定を遵守する。
 しかし、英国は、トランプの意を入れて、新しい核協定を交渉すべきだとする。

・トランプはドイツがイランとの核協定の改訂に賛成しないなら、ドイツの対米輸出の自動車に
 25%の関税を課すと脅している。
 本件につきニューヨークタイムズが報道したが事実である。

・英国はEU離脱後、安全保障上の諸関係で、EUを離れ”歴史的に”近い、アメリカと連携を強めよう。

以上、米英接近とEUとの距離感が変化中であること明白。

バイロン
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ルーブル美術館閉鎖:モナリザのストライキ [欧州]

フランス マクロン大統領の年金改革に反対してる各種労組。

昨日はパリの目玉、ルーブル美術館員のストライキで完全閉館。

一日3万人もの観光客を飲み込む美術館は、レオナルド ダヴィンチ500年記念の展覧中だった。

また、エッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿も職員が入場者対応を放棄して、混乱している。

バイロン
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