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ドイツ新外相の見解;アメリカ離れの勧め [欧州]

4か月を経たドイツ新外相マース氏は対米外交に関し下記見解を発表した。(本日のドイチェヴェール紙報道)

・トランプ政府の外交に関し、暫く静観すれば彼は退出するから、逆らわず時間を稼げ、との意見 が多い。

 しかし問題はトランプではない。

 欧州とアメリカとの関係が根本的に変わってきたのだ。

・トランプのアメリカは国連も、国際協定も思うままに無視し、”友邦国”さへ平然と切り捨てる。
 彼の政策は既に長期に亘る損害を国際法秩序に与えてしまった。

・欧州は、独自の軍事防衛組織を構築すべきで、欧州各国の軍事費の増加はアメリカの為でなく、 欧州自身の為に行うべきだ。

 また、未だにアメリカの経済力に頼る欧州は経済独立に向け一層の内部協力が必要である。

・ドイツは国際社会で、法と秩序を尊重する諸国と新しい連携関係を構築したい。

 カナダ、日本、韓国と協力したいが、無論その他の諸国とも同心したい。

 アメリカ政府が軽んじる国連と国際協定の権威を共に守りたい。


この見解に対しドイツ国内に異論が出ている。

即ち、新外相の見解はアメリカ敵視であり、極端すぎる、未だにドイツ国民にオバマ前大統領の支持者が多く、アメリカ切り捨て論は尚早である、等々。

バイロン


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悪いのは中国;トランプと北朝鮮 [アジア]

トランプはいきなり予定されていたポンぺオ国務長官の北朝鮮訪問をキャンセル。

得意のトイッタ―で”北朝鮮との交渉が進まぬのは中国の所為だと表明。

今アメリカは中国と貿易問題を抱えており彼らは北朝鮮非核化につきアメリカに協力しない。

ポンぺオの出張は一時停止する”と表明。

これに対し中国外務省はウェブで公式見解を表明。

曰く;トランプの中国非難は事実に反し無責任。我々は深刻にこの表現に憂慮している。北朝鮮問題に関与する関係国はもっと誠実さと柔軟さを持つべきだ。思いつきばかり(capricious)、他人に責任の押し付ける態度はやめるべきだ。

アメリカ国務省は、長官訪問停止のつき、理由を述べず、ホワイトハウスの結論だと表明。

バイロン
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