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待った無し;英国EU離脱期限 [連載ー英国EU離脱交渉]

来年3月28日を期して英国はEUを離脱する。

10月に予定のEUサミットに離脱交渉結果が報告され承認の手筈。

その後来年3月の離脱日までにEU27カ国の個別承認の取り付けが必要。

これが議事日程だが未だに、英国EU双方の離脱交渉責任者の間に来年3月以降の新関係につき何らの合意もない。

昨日,EU側交渉責任者バルニエ氏は改めて”英国の離脱につき、好い所取りは許せない。EUの単一市場の利点だけ確保しようとする態度は承知できない。”と釘を刺す。

英国側の離脱交渉相ラアブ氏は”交渉相手のバルニエ氏が交渉の時間を呉れない”と情けない泣き言。

双方とも、将来の合意を得ることなく"NO DEAL”の激しい断絶に向かっている。

バイロン
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史上最大のサミット;The Forum on China-Africa Cooperation "FOCAC” [国際]

本日から二日間、中国北京にほぼ全アフリカ首脳が集まる。

”史上最大のサミット”、中国-アフリカ協力会議(The Forum on China-Africa Cooperation -FOCAC)である。

国連調査(UNCTAD),で、中国ーアフリカの通商量は過去17年間で20倍に膨れている。
2000年時点で100億ドルだったが2017年時点で2000億ドルになった。(この間、アフリカ―欧州,アフリカ―アメリカの通商量は微増)。

ろうそくから懐中電灯、冷蔵庫から自転車と安い中国製品がアフリカ大陸を覆う。(アフリカ地場産業の立ち上がりを不可能にする)。中國は天然資源を熱心に輸入。

道路、発電所、橋等のインフラ建設の資金は惜しみなく中国から提供される。(無論無償ではない。アフリカ諸国の長期債務となる)。

唯一スワジランドを除いてすべてのアフリカ諸国は北京の圧力に負けて台湾との外交関係を絶っている。(最後に縁を切ったのがブルキナファッソで今年の5月)

北京は習政権が格段の宣伝工作を展開中。

中國とアフリカ、現代歴史で最も発展している友好関係だと。

アフリカ諸国の容易な中国接近。アフリカ大陸の自立、独立はまた遠くなった。

バイロン
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