SSブログ

ポスト トランプの財政論議 [アメリカ州]

アメリカ中間選挙で、民主党の躍進が予想される。

彼らの進歩的社会改造論議、国民皆健康保険制度、最低賃金制、大学学費の無料化、インフラ整備等々、進歩的諸政策につき,財源論が固まらない。

トランプ減税政策が,国民の喝采を浴び,企業業績は一挙に好転し株価は飛んでいる。

民主党の財源論議は混乱している。

極端な主張は,現在の公的負債額のレヴェルが.低すぎ、公的サーヴィスの拡大のためなら,いくらでも公的負債を増やすのが、正しい,とする学者も出ている。

トランプを倒すのに、彼の”無謀な減税政策”に抵抗して,単純に”増税路線”を追っては,折角の中間選挙の追い風を捕まえ損ないそうだ。

増税は政治的怪物だ。

バイロン

nice!(0)  コメント(0) 

原油価格:ロシアの力 [国際]

今週はアルジールでオペックとロシアの会合。

ロシアは6月以来原油生産量を30万BD増量。

先月の総生産量は,1130万DBと過去最大となった。

シテイー グループが指摘するが,ロシアの原油生産は新規油田の開発がリードしている。

ここ数年の増産率は年間3%。新油田の発見は後を絶たない。

一方、オペック側ではイランへのトランプ制裁、ヴェネズエラの政治情勢で130万BD以上の生産縮小が起ころう。

ロシアの生産力は益々重要性を増す。

おまけに、トランプの中東政策は支離滅裂で産油国政府と十分話し合える先は少ない。

間隙を突いて,ロシアは今や全中東政府と気脈を通じ,中東政治のリーダー格にのし上がっている。

今や世界の原油需要は1億BDにまで伸びた。

オペックの生産能力は依然として3500万BD程度。

とても世界の価格を牛耳れない。

如何してもロシアと同心しないとかっての栄光は戻らない。

バイロン
nice!(0)  コメント(0) 

イラン原油密売組織 [国際]

トランプはイラン封殺の動きを強化している。

11月にはイラン原油の輸出を全量封鎖、停止する為の処置を着々と打ち出している。

輸入国のフランス、韓国は”完全輸入停止”を宣言しトランプになびいている。

未だ,大手の中国、インドが残る。

イラン政府は,先週、思い切った対抗策に打って出た。

これまでのイラン原油の輸出は国家機関の管理下に行われてのを,一挙に,”民間窓口”に解放。

民間の知恵で,輸出減を補おうとする。

”民間開放に従い、途端に先週、イラン原油の積み出し港、カーグアイランドで原油積み込みを終えた7隻の巨大オイルタンカーは位置を電波で捕獲される,トランスポンダーを一斉に切断。

全船”幽霊船化”した。

行く先知れぬ、多量の原油が海上に彷徨い出る。

これから,イラン原油”密輸の時代”となる。


バイロン






nice!(1)  コメント(0)