SSブログ

トルコとロシア [経済]

キルギスタンを訪問中のトルコ エルドガン大統領。

ビジネスフォーラムの演説で下記発言;

・現在トルコとロシアは両国間の通商にアメリカドルを介さず、両国通貨で決済する方法を検討  中。

・トルコは長距離対空ミサイル防衛システム”S400”をロシアから購入した。
 配置は2020年。 
 アメリカ議会はこれに抗議してアメリカ戦闘機のトルコへの売却を停止したが、トルコは自国の 防衛に関し他国の口出しを許さない。

・最近のアメリカは”一匹狼”のようだ。トルコは屈しない。

以上、本日のロイター電。

NATOなる軍事同盟の重要メンバー、アメリカとトルコ。斯様な対立は前代未聞。

バイロン
nice!(0)  コメント(0) 

フィリピーンとイスラエル [国際]

フィリピーンのデイタルテ大統領は初のイスラエル訪問中。

”希望無き”ナタニエフ首相と会談。

デイタルテは、イスラエルから先端兵器、テロ対策技術を導入の様子。

今後両国の関係強化を謳う。

一定の限度内で、勝手気ままな外交姿勢を採るのは許容されようが、国際社会の不気味さの首領と手を組むとなると問題。

デイタルテは国内の麻薬関係者を300万人ヒトラーがユダヤ人を殺害したように抹殺すると公言し、世界の指弾を受けている。”失言のデパート”。

中国に媚を売り、訳が分からぬデイタルテ、そろそろ、”面白さ”の賞味期限がきれたか。

バイロン
nice!(1)  コメント(0) 

カネ縛り外交(debt-trap diplomacy) [国際]

北京で開催中の中国アフリカ協力サミットーChina-Africa Cooperation (FOCAC)サミット。

中國習主席は、またもや、アフリカ大陸に巨額の資金投入の大風呂敷を広げた。

アメリカジョージタウン大学調べで中国は2000年から2016年の間に1250億ドル(邦貨、約14兆円)を種々の手法でアフリカに投資している。

今回の会議で習は、新規に600億ドル(邦貨、約7兆円)の追加投資を約している。

手法として、インフラ投資の援助、投資資金返済の猶予、極貧国で、本年中に返済期限がくる国に対して借金棒引き、貧困国への資金援助は無利子とする、等々。

大風呂敷の裏面に”カネ縛り外交”の落とし穴がある。

先ず、提供される資金は飽くまで受領国の借金で、返済の要がある。

債務国は、借金で作ったインフラが返済金を産まなければ、返済不能となる。

また中国の資金提供には、見返りとして投資案件に中国企業と中国労働者の関与が条件とされ、資金受領国の企業、労働が排除される。

習は会議冒頭、中国のアフリカ投資は”カネの力を使う新植民地政策”ではないと数回強調している。

内政干渉は断じて避けると強調している。

バイロン
nice!(0)  コメント(0)