2000億ドル追加関税；トランプと中国

ヲールストリート　ジャーナル紙の報道。

・本日乃至明日、トランプ政府は中国製品都合2000億ドル相当分に付き追加懲罰関税を賦課する
　発表を行う。

・懲罰は,アメリカ企業の中国投資に対し,技術移転を強要し,技術の窃盗を働くから。

・税率は,予測されている25％ではなく10％となろう。対象品目の詳細は未定。

ホワイトハウスの報道官は：
･トランプ政府は中国の不正行為の是正に努めている。
・不正の撤回あれば、新関税は賦課されない。
とし、詳細については言及なし。

バイロン

ドイツのイラク接近

ドイツの国防大臣レイェン女史は昨日から1週間の予定でイラク政府訪問。

バグダッド到着後声明を発して：
･イラクは永い内戦を終えて,次の復旧段階に入った。
･ドイツの中東支援策は拡大しており、イラクは最大の支援国。
・ドイツは,イラクの国防体制の構築に協力する用意がある。ドイツ国軍は協力する用意がある。

バイロン

英国中央銀行総裁の警告

FT紙他が報じる英国中央銀行総裁カーニー氏の警告。
・来年3月までに離脱後のEUとの関係が合意できない場合、イギリスの住居価格は下落を始め,3年間
　で35％の値下がりとなる。
・失業率は跳ね上がり、ポンド為替は下落、インフレ率は上昇し、対応として金利の上方修正が
　必要となる。
　住居、商業ビルへの投資家は金利上昇で,損益が逆転する。

バイロン

未知の世界

もう時間がない。

英国の将来は誰も知らぬ未知の世界。

EU離脱交渉には、根本的な問題がある。

英国がEUから離脱する事と,英国とEUとの離脱後の関係を決めることの二大課題を混同してきたこと。

これを時間の制限の内に同時に解決しようとしてきたことが問題。

先ずは,離脱だが,金銭的に英国はEUに債務を負っているのか,の判定すら明確でない。

相互に自由に行き来し,移住してきた人々を、どう扱うのか,の判定すら明確でない。

いわば,国を割る話しで,これだけで途轍もない複雑な問題である。

英国とEUの交渉姿勢がかみ合わないのも,EU側は,離脱ー英国追い出しーに注力し,英国は,離脱に加えて,その後の関係まで,一時に解決しようとする、根本的な視点の違い。

双方かみ合うはずが無くこのままでは空前絶後の混沌,一切,無合意の未知の海に舵無く彷徨い出る小舟ー”大英帝国”の末路が待っている。


バイロン