トランプ弾劾の強風

今週のカルフォルニア　民主党大会。

下院議長、ペローシ女史のおひざ元。

彼女は基調演説でかねての主張を繰り返した。

即ち、トランプに対抗するには議会が持つ立法府のあらゆる権限を利用してトランプの違法行為を暴露し、且つ真っ当な政策論議を通じて次期大統領選挙でトランプの再選を断固阻止すべきだと。

また、弾劾は国を二つに割る騒ぎとなり、共和党優勢の上院で弾劾決議が拒否されるのは明確。

弾劾騒ぎで真剣な政策論議が出来ず、政策無知のトランプに有利になるとの見解を繰り返した。

ところが、集まった党員から、ブーイングが起き、"impearch,impearch(弾劾、弾劾)”の掛け声が響き、ペローシが立ち往生する羽目となった。

また出席の多数の大統領候補も、例外なく、弾劾を主張し、ペローシ戦略の変更を迫った。

アメリカ憲法第２条による大統領弾劾は下院議会の多数決が引き金と規定されている。

事実上来年の大統領選は始まっている。

果たして、”弾劾風”いか様に吹くのか。

バイロン

英国首相選び

イギリスメイ首相は本日保守党党首を辞任。

次期党首、即ち時期首相が決まるまで首相の地位に留まる。

党首選定の手続きは；

・来週月曜日、党内議員の党首選候補の確認。
　要件は、８名以上の保守党議員の推薦を要する。(現在、出馬の意思を示しているのは１３名）

・確認候補を絞るため、１３日、１８日、１９日および２０日の４回、党内議員全員の秘密投票を　行う。

・最終選挙の６月２０日に２名の最終候補を決定する。

・最終候補者２名は全国保守党メンバーによる選挙に掛けられ、７月２２日の週に最終勝者を決　　定。
　勝者が新保守党党首、および新首相となる。

バイロン

IT新時代;米英の傾向

UK　Finaceの年次報告から；

・昨年、英国成人の半分がモーバイル　バンキングを利用した。(携帯電話通じた銀行との取引き）

・昨年、英国成人の一割がキャッシュ　レス決済を行った。
　
　新規決済方法が急速に発展している。

・今年アメリカではじめて国民のテレヴィ視聴時間が、モービルIT機器視聴時間を下回る。
　
　テレヴィ離れは携帯電話視聴時間に促進される。

バイロン

ぺメックス社債ジャンクに格下げ

昨日、格付け会社フィッチはメキシコ国営製油会社ぺメックスの社債ランクを一挙に二段階下げ、”ジャンク　ボンド”クラスに落とした。

国庫への上納金率が高すぎ、自前のキャッシュ　フローが低下し、新規投資もならず将来性がないとした。

オブラドール大統領は、フィッチの査定方法は３０年前の古い方式でガヴァナンス要素を考慮していないと反論しぺメックスの経営陣から汚職に絡む数名を追放し、ガヴァナンスが一気に改善していると指摘。

なお、メキシコ国債の格付けはトランプの関税戦争に従い、下降している。

従い、ペソの急下落が生じている。

バイロン

サラ デイテルテ;次期フィリピーン大統領？

国民の熱愛を受けるフィリピーン　デイテルテ大統領。

６年の任期は２０２２年に終わる。

７４歳になった大統領、健康に影がさす。

公式行事に欠席が多くなった。

大統領の長女サラ　デイテルテは４１歳。

父の後を受けてダヴァオ市の市長。

弁護士で大型バイクを乗り回す活動家。

最近、父大統領のファースト　レイデイー役を務める。

陽気で、父の人気を引き継ぎそう。

最近”自分の”政党を立ち上げた。

３年後の大統領選挙、彼女が父の後を襲って出馬すれば当選は”確実”、との予測が飛ぶ。

バイロン