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シルヴァー経済;老齢社会の革命 [社会、文化]

550万人の人口、北欧のフィンランド。

老齢化現象は顕著で、先進国で、最悪の日本に次いで問題を抱える、とされる。

元首相、ノキアの役員だったエスコ アホ氏は来月ヘルシンキで初の”シルヴァー経済会議”を主催する。

世界の先進国が急速な高齢化に悩むが対処は一方的に、医療制度の拡充、年金制度の充実、等で、国家財政に過重となる、とみなされてきた。

各国で、老齢を”問題視”した施策に偏っていた。

アホ氏は老齢を”問題視”せず”機会”と捉えようと提言。

政策の根底思想を変えようと提言。

EU委員会の調査で、昨年度EUメンバー国の50歳以上の人口の物品、サーヴィスの消費額が3.7兆ユーロ。

それが急速な老齢化で、2025年に5.7兆ユーロに急増する、とする。

アホ氏の提言で、老齢人口への”救済”指向から、老齢社会の”ニーズ”に積極的に答える経済の建設が必要だとする。

医療、保健業界ばかりでなくエンターテイメント、観光業、情報産業、家具建設業等、網羅して巨大な消費人口であり、且つ、若年層に比して圧倒的に裕福な老齢層を対象に積極的な経済活動を起こすべきだと提言。

シルヴァー人口のニーズに前向きに応じれば老齢者も活性化し、楽しい生活が送れると主張。

初のヘルシンキ会議には、世界に著名な製薬会社、保険会社は無論、各種産業界からの出席が見込まれている。

欧米の地方自治体の参加もあり、”シルヴァー経済”構想が政治的支援を得始めている。

バイロン

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フィアット―クライスラー ルノーと離別 [経済]

フォルクスワーゲン トヨタに次いで世界第三位の大自動車会社に成りあがるろうとフィアット―クライスラー自動車(FCA)が仕掛けたルノー社との合併話。

昨日をして霧散。

ルノーの大株主であるフランス政府、および労組が、合併会社のガヴァナンス、人事政策、合併会社の本社場所、等につき.FCAを厳しく訊問、これに嫌気がさしてFCAが急遽合併話を撤回。

フランスの政治的環境が合併に好適でないと、宣言。

バイロン
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無理が通るか:トランプのメキシコ苛め [アメリカ州]

いきなり藪から棒に移民の流入を止めないと関税をかけると脅されて、メキシコ政府は今週月曜からワシントンに詰めて緊急会談。

交渉責任者は”いきなり関税賦課で脅かされ、移民問題を2時間で解決せよと言われたが、無理”だとし、昨日段階で交渉は暗礁に乗り上げた。

あらゆる研究機関が、トランプ関税は”オウンゴールの自殺点”で経済的悪影響は圧倒的にアメリカが負う、と断定している。

議会では上院の共和党議員よりも選挙区の被害が大きく、トランプ関税に反対の声上がる。

妥協が無いと来週月曜から、5%の”移民関税”の賦課となる。

米法律事務所ベイカー マッケンジーのメキシコ専門家イバラ女史の見解;

・5%の関税率ではメキシコは痛まない。
 既にメキシコ通貨ペソは切り下がっており、先行き関税率が上がるに連れ更にペソを切り下げ  る。

・ただし、先行き、メキシコの製造業への投資は縮小が続こう。

・10年前にアメリカ -メキシコ間の陸路トラック輸送につき紛争有り、メキシコはアメリカに効果 的に報復している。
 今回、メキシコは必ず”効果的な”報復行為に出るだろう。

・NAFTAが新しく更改されたが、今回のトランプの処置の如く、長期的視点を欠く突然の政策を見 てメキシコは新NAFTAを批准するわけがない。長期的関係は崩壊する。

バイロン
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偽装民主主義:タイの新政府 [アジア]

タイの軍事政府、新憲法を発布し初の総選挙。

民政への移行を謳うが、軍が創設した新生党PPRTへ偏向した選挙支援、新憲法で250議席の議員を全て軍が指名する”上院議会”を創設。

民生移行後の新政府首相は上下院747名の議員の投票によるとした。

国外追放の元首相タクシンの率いる最有力野党、プエタイ党への締め付けも常軌を失している。

昨日の首相選挙、軍政府の首領 プラユート将軍が圧勝。

当然ながら上院の250票を含み747票中500票を得た。

二位は新政党、若者の支援を得た”将来前進党”のタナソーン氏で244票(3議員が棄権)。

プラユート将軍は,PPRTを主に18の政党から連立”民主的”政府を作る。

欧米から猛烈な批判のある”軍事憲法”、”選挙法”。

偽装”民生政府”の発足である。

タイは今年回転アセアン議長国。

バイロン
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