デリパスカ

ロシア新興成金オリガークの筆頭格、国際アルミ業界のボス的存在、デリパスカ。

ロシア大統領プーテインとはツーカーの関係。

デリパスカが支配する無数の企業群。

数社が２０１６年のアメリカ大統領選に介入の疑惑。

アメリカ政府は彼と､彼の徒党を制裁にかけてきた。

昨年末、財務省は密かに制裁解除を決定したが法定で、制裁に関しては上院議会の承認がいる。

今週、上院で騒ぎとなった。

劣勢の野党、民主党に７名の共和党議員が同調し､制裁解除反対に回った。

トランプの指示には逆らえない共和党議員が､終に､トランプに抵抗したと大いに話題になっている｡(制裁解除反対は法定の６０票に届かず､結局解除となった。制裁解除は明らかにトランプの指示）

尚､デリパスカなる人物、欧米社会できな臭い話題をまき散らす”超富豪”。

隠れた政治力とコネは誰も分からない。


バイロン

プランB

昨日の英国議会。

野党提出のメイ首相不信任案を否決。

首相は､先の議会で否決された政府のEU離脱協定案にかんして野党、各会派と個別協議を提案。

その結果を纏め月曜日に代替案”プランB”として議会に提出する、と提案。

政府案に反対の諸会派は次々に個別協議に参加する意向を発表しているが野党労働党は､如何なる新条件を付しても首相にはEUとの交渉能力が無いと個別協議に参加を拒否している。

割れた議会。

メイ案に反対の声は広範囲に及ぶが主たるところ；

・北アイルランドに関する特例”歯止め”は不要。北アイルランドがアイルランドに吸収される危険。

・”歯止め”に時間制限を設けよ。

・２年前より、国民の理解が進み､離脱反対が増えている。
　もう一度国民の意思を確かめるべき。

・メイはEU交渉に２年かけて、結局議会の承認を得られなかった。
　政権担当能力が無い｡
　総辞職して総選挙を行うべきだ。

・リスボン協定第５０条による２年間の離脱交渉期間を､伸ばすべき｡
　離脱時期を３月末より遅らせて離脱条件を明確に交渉し直すべき。

・北アイルランド問題ばかり議論されるが､連合王国の一員であるスコットランドを軽視している。
　スコットランドはEU離脱反対の立場。
　メイはスコットランドの意向を斟酌していない。

舵無き船が漂流している。

バイロン