中国建設ブームに暗雲：株担保ファイナンス

５年間急成長して来た中国建設業。

バブル的ブームだった。

本土、および香港株式市場における建設、開発企業の株価は飛んでいた。

５年前に導入された”株式担保ファイナンス”。

大小寄せ混ぜの企業群は保有株を担保に公的､私的金融機関から金をかり、建設、開発企業の株につぎ込んできた。

国際精算銀行（BIS)の調べでは昨年末時点で本土の３５００企業が担保に供している株の総額は９３００億ドル(１００兆円に近い）。

２０％の企業が手持ち株の２０％以上を担保に差し出している。

本土、香港市場で､建設ブームに黄色信号が灯り始めて、関連株価が下落。

たちまち株の担保価値が傷つき始めた｡

BISによると現時点で､提供株式の５０％が辛うじて担保価値を維持。

株価下落にドミノ現象が生じると､コミットされたカネの量が膨大で危険である。

中国政府は、株担保ファイナンスに制限をつけ始め､同時に､公的ファイナンス量と窓口を拡大している。


バイロン

壁と政府閉鎖：出口無し

壁が効果無いこと誰でも分かる｡

その壁がトランプの政権維持の命綱。昨日も執拗に､政府閉鎖を解く代わりに壁の建設費を出せと徹底反抗の民主党に迫る。

交渉上手と自慢のトランプだが、政府閉鎖の責任は彼にあると日々、有権者が離れている。

昨日は､幼児の違法移民(ドリーマー：夢見る子供達）と特定アフリカ、中東諸国からの移民に関する即時国外退去命令を３年間猶予するから、壁のカネを出せと民主党首脳に呼びかけ。

馬鹿言うな､即時国外退去は非人道的で､民主党は最初から反対の件、そもそもトランプが言い出した話しでは無いか、と民主党は話し合いにも応じない。その上､壁壁と五月蠅いが何故政府閉鎖で苦労する政府職員に言及しないのか､と怒る。

辛うじて多数を占める上院では､トランプ要求を全面支持し､議決するとする。

政府閉鎖は長引く｡

既に､家賃、受託ローン､自動車ローンの支払いに遅延がでてきた。

亦手持ちの現金が完全に底をついた政府職員もいて､慈善の食料提供の列に並ぶ姿が見えだした。

バイロン