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トランプ効果;未完のアメリカ [アメリカ州]

アメリカ大統領トランプはクリスマスも、新年もフロリダの別荘アララーゴに出かけられない。

連邦政府が閉鎖中で80万人の公務員が給与を止められている。

アララーゴはトランプの私的クラブでもある。

晦日のパーテイーにはクラブメンバーが一人1000ドルを支払い、トランプと交流する手配が流れた。

主が居ない。

トランプの"個人収入"が減った。

大統領が国家の飛行機を使い自分の別荘に遊びに帰る。

英国某評論家が トランプの”お陰で”アメリカの国家組織、運営ルールの未熟さ、問題点が明瞭になってきたと皮肉る。

隠れて居た滑稽さが見える、と皮肉る。

明後日3日から連邦議会下院は民主党が絶対優勢となる。

議長に就任のカルフォルニア選出のペローシ女史は"上院より、下院が憲法上の上位で、民意の最高代表機関。大統領とは上下の関係でなく水平の関係だ。"と主張を繰り返す。

先週、連邦公務員組合は政府業務閉鎖につき"アメリカ政府”を不当行為として連邦裁判所に告訴した。

何故、トランプ個人を直接被告にしないのかと亦皮肉が聞こえる。

ホワイトハウスは大統領動静の公表を停止した。

今や、トランプ得意のツイッターで推し量るしか無い。

年を越したトランプ。

メキシコの壁を巡り民主党非難のトウイッター頻度から、日々テレヴィを見て、無策にくすぶって居るらしいとは、大方の見方。


バイロン
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マクロンとEU:フランスの新年 [欧州]

フランス大統領マクロン氏の任期は2022年迄の5年間。

熱狂的に迎えられた若き指導者。

EU統合の深化を唱え一層の経済、政治の統合を目指す。

しかし、昨年は悲惨だった。

特に国内問題。

失業者は減らず、貧富の差は広がり"富者の王様”と尊大な経営姿勢が非難される。

ついには黄色いヴェスト運動が起こってしまった。

年初支持率は40%だったのに年末は半分の20%の危険水域まで落ち込んだ。

貧者、弱者の代表である黄色いヴェストを懐柔するため、最低賃金の嵩上げ、年金生活者に対する諸税の軽減化を打ち出して今年、フランス財政は急遽100億ユーロの臨時支出となる。

これで、EU財政規則に違反する。

財政赤字が増えすぎだ。

規則は予算の収入不足はGDPの3%を超えてはならぬとなっている。

マクロンは新年の年頭の辞であくまでEUの統合に邁進すると誓った。

改革は即効性は無い。

忍耐が必要だと繰り返す。

難しい新年の船出、だが未だ大統領任期は十分ある。


バイロン

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