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クルド対策:シリヤに非武装地帯 [中東]

トランプは同盟国に事前協議無く、シリヤからの一方的撤兵を決めて、同盟国との関係が悪化している。

アメリカ軍のIS掃討行動は、シリヤ北部のクルド族民兵の力に助けられてきた。

ともに密接に共同して戦ってきた。

シリヤ北部に国境を接するトルコ。

国内のクルド族が独立を求める。

独立を許すと国が分解する。

これまで武力で独立運動を鎮圧してきた。

今回、米兵が撤退すると、一挙に援軍を失うシリヤのクルド。

トルコはこの機にシリヤに越境しクルド殲滅を狙っている。

殲滅すれば国内クルドの力も大いに弱まろうというものだ。

一方国際世論はトランプ非難が轟轟。

ともに戦った同盟国とシリヤクルド族民兵を見捨てるのか。

まだ、ISは殲滅どころか、活力を温存している。

トランプとは何の約束事も反故にされる。彼を信用してはならない。

昨日、トランプとトルコ エルドガン大統領間に電話連絡。

シリヤ国境沿いに非武装地帯をつくろうと合意が成った様子。

これで当面トルコの越境軍事行動は阻止できるのか?

誰が非武装地区を管理するのか。

シリヤ政府は賛成か?

ロシア、イランの見解は?

バイロン
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英国致命傷か? [連載ー英国EU離脱交渉]

一時世界を牛耳った”大国”大英連合帝国。

昨夜のロンドン議会でメイ内閣が2年をかけて交渉を終えたEU離脱協定を否定。

432-202票の大差で退けられた。

首相の与党、保守党で317議員中118名が造反。

コービン労働党党首はすかさずメイ首相不信任案を提出。

今夕議決される。

保守党、それに連合する北アイルランドDUP党とも、解散、総選挙を嫌う。

従い、不信任案は否決の見通し。

議決に大きく敗北したメイ首相は、”国益に反する反対ばかりで、一切の代案を示さない議会は無意味”だと、改めて戦う姿勢を示す。

首相を裏切った与党議員とDUP党は、”きれいさっぱりと”EUと別れられる(clean break)と歓喜している。

英国経団連他ほとんどすべての企業団体から,"clean break”は英国経済を破壊すると、突き上げられて首相は、来週月曜日に再び議会に登場。

否決された離脱協定案につき、如何するつもりか、代案はあるのか、意見を表明する。

一方、UE全国で、改めて衝撃波が広がる。

これからの交渉と言っても、英国議会は何を求めているのかまるで見えない。

代案欠如の英国には愛想が尽きて,EUサイドから救いの手は出そうにない。

栄光の帝国は深い傷を負った様子。

バイロン
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