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イラン軍事演習:ホルムズ海峡 [中東]

先週木曜日から一週間、イラン海軍はアラビヤ湾ホルムズ海峡で恒例の軍事演習を挙行中。

今年は、始めてイラン国産の潜水艦がお目見え。

今回は初めてクルーズミサイル他射程の違うミサイル発射実験を行う。

イランは1月にカスピ海でロシアと大規模な共同軍事演習を行っている。

始めて水陸空の同時行動の演習、始めて各種ミサイルの発射実験も行っている。


バイロン
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サウジ皇太子とインド [アジア]

反体制者を外国で謀殺する独裁国家サウジ。

先進国から下手人と忌み嫌われる皇太子モハメッドはイメッジ回復のアジア外遊を続けている。

パキスタンに、ペトケミプラント、道路等インフラ等に200億ドルの借款、投資を約して、インド入り。

二日間のニューデリー滞在で、5つの投資案件に合意したと報じられる。

皇太子は、インドの港湾と道路建設に、始めてサウジの国富ファンド資金の投入を約した、と報じられる。

また、インドはサウジの建国の過程に最大の貢献を行い、両国の友好はDNAに刻まれていると強調。

しかし、インドは、サウジの天敵イランとも友好関係を保ち、皇太子が今回カネをばらまいたパキスタンとは、明日にもカシミールを巡り戦闘が始まりそうな剣呑な関係。

それに、パキスタン、インドに、金のばらまき作戦を展開するが、中国も”新興国”を金縛りにする”カネ外交”の同類項。

皇太子は次の中国訪問を本日終え帰国する。

バイロン
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キムの代理戦争? [アジア]

北朝鮮のキム主席は昨年主席として初の海外訪問に北京を訪れている。

爾来、先月の北京訪問は異常ともいえる4回目となる頻繁さ。

昨年、シンガポールで鳴り物入りのキムートランプ会談。

キムが乗った航空機は中国政府からの貸与された747機。

中国航空のロゴが見えた。

来週、ヴェトナムのハノイで行われる第二回キムートランプ会談。

先月のキムの北京詣はハノイ会談の入念な下準備だった。

シンガポールでもハノイでも表面には中国の陰は無い。

だがキムにとり、命綱は中国の支援。

食料、燃料の生命線を握られている。

一方、中国習主席にとり、トランプーキム合意が中国の威信を傷つけてはならない。

不都合を招いてはならない。

”間接的に”トランプに恐喝されてはならない。

十分なキムの監視、指導が必要である。

中国は、キムが余り核武装を急いだり、物騒な戦争紛いの行為に出ると、韓国、日本に、”防衛上”の武装の口実を与え、両国の頼り神、アメリカにも”同盟国擁護”の武力増強の口実を与える。

中国にとり最悪の”敵性”軍事同盟の強化となる。

だから、キムには余り派手に武器を振り回させるわけには行かない。

さて、ハノイの結果は?

バイロン
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土壇場のもだえ [連載ー英国EU離脱交渉]

来週英国議会は国運を決する議決を行う。

メイ首相の最終EU離脱案の可否を決する。

与野党主張を盛り込んだ妥協最終案は”planB"を含む。

即ち、アイルランド問題につき、与党内議員多数が要求する改正”歯止め案”を含み(本欄で触れてきた趣旨)、3月末にEUと”新協定”がならず、”無協定状態”のまま、離脱する事態(”ハード離脱”)を避ける為.EUと新規交渉を行うために、”離脱日の延長を交渉”する、とする。

交渉延期はリスボン協定第50条の定めの改正となる。

来週の議会採決。

与党内、主流の硬派は飽くまで、綺麗さっぱりとEUの足かせを脱するべきと、姿勢を崩さない。

これ以上のゴタゴタを避け、”ハード離脱”を貫けと強調。

この期に及び、党内分裂は鮮明で、与党内に、次々と”和平派”の離党、辞職が生じている。

来週の議会議決、どう転ぶのか誰も予測できないようだ。

バイロン



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カナダの牛肉:11%新TPP効果 [経済]

今年年頭に発効の新TPP協定。

アメリカ抜きの11カ国協定。(トランプが勝手に脱会した。)

1月1日から日本への牛肉輸入関税が38.5%から27.5%に下げられて、日本の輸入が増加中。

特に、カナダの牛肉が伸びている。

新協定では関税率は徐々に7%まで下げられる。

亦、続いて2月1日、発効の日本ーEU自由貿易協定でも、日本のEU諸国からの牛肉輸入関税が新TPPと同じく27.5%に下げられた。

これで、アメリカのからの牛肉輸入に”世界的に”11%の差がついた(アメリカ牛肉は38.5%のママ)。

亦英国の牛肉だが、彼らがEUから離脱すると、新税率は適応されず、38.5%となる。

日本は魚肉の国、これから一変して牛肉を好む国に変身するか。

これから、何をしでかすか分からぬトランプの対日牛肉圧力がかかる。

バイロン


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非常事態宣言無効の立法 [アメリカ州]

アメリカ下院議会は明日、トランプ大統領のメキシコの壁を巡る国家非常事態宣言→議会の予算承認を無効にする宣言ーを三権分立を謳う憲法違反とする議決を行う。

大統領の非常事態宣言の無効化には、憲法上、議会の”立法措置”が必要。

下院では民主党が優勢だが、明日の議決には多数の共和党議員も賛同の模様。

下院議決に従い、上院は無視できず、同じく議決を要する。

上院は共和党優勢だが、既にトランプ宣言を議会権能を侵すとして反対に回る共和党造反者が見える。

仮に上下院同様議決で、大統領宣言無効の”立法”が成立しても、今度は大統領の”拒否権”発動は必至。

拒否権をひっくり返す為の上院の三分の二の票数は無い。(大統領拒否権の議会による再拒否は上下院とも三分の二の賛成が必要。)

従い、明日の下院議決は、実効の伴わぬ政治ジェスチャーに終わろう。

しかし、一層、政治的対立は激化する。

16州が連合している大統領宣言は権限逸脱とする”法的”闘争にも更に勢いをつけよう。

バイロン
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サドン デスとは行かない [連載ー英国EU離脱交渉]

英国、メイ首相の最後の努力。

EUから、アイルランドの”歯止め”に関して、歯止めは”一時的で”恒久的でないこと、歯止めの終了は英国からの通告で可能で、EUの合意を要しないこと、のに点につき、EUの同意を求めようとするが、EUは、妥協しない。

となると、来月29日の”ハード離脱(何らの協定無きまま、両者の関係が断絶する)”がいよいよ現実味を帯びてきた。

しかし、現実的に3月29日が離脱日とは決められない。

EUが指摘するのは、英国の”離脱コスト”の支払い。

最低、英国は、その日までのEU予算に関して分担の支払いを行わねばならない(本年度EU予算の、3月29日までの英国分担額)。

英国は、本分担金支払いにつき議会承認が必要。

EUはその手続きに要する期間、他の離脱諸分野での分裂行動を差し控える用意がある。

従い、”実質”離脱日は、3月29日で無く、4月18日(3月29日に20日を足した日付)、となる公算がでてきた。

要は”先ず払うモノは払え”の姿勢である。

3月29日はサドンデスでは無い。

交渉の時間も少し延びたか。

バイロン
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ユーロスターの破綻? [連載ー英国EU離脱交渉]

”ハード離脱”の場合英仏海峡海底を走るユーロスター列車の運営が行き詰まる。

現在の軽微パスポート検査が、英国人、EU以外の外人につき”通常の”パスポート検査”を行っただけで日々、英国側乗車駅のセント パンクロス駅に検査待ちのヒトの行列が15,000人となり、列車の運行は6割ほど減少する。

ユーロスターの経営破綻の可能性が強い。

亦同海底トンネルを利用のトラック輸送も、新規税関チェックの対象となり、出入り口に、道路封鎖の大渋滞が予想される。

バイロン
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アジアのサウジ皇太子 [アジア]

カショギ殺しの責任者と拒否感の高まる欧米を離れ、若きサウジの皇太子、モハメッドはアジア巡回の旅。

初のアジア巡業で評判の回復を狙う。

派手に700名の随行団を引き連れて先ずはパキスタンの訪問を終えた。

既に外貨準備が輸入代金2ヶ月分を辛うじて支払える限度の80億ドルまで減少して、今やIMFの緊急融資に全てを賭けるカン首相。

鉦太鼓でモハメッドを迎えた。

モハメッドは200億ドルの資金提供に署名。(使用用途は、製油所、石化工場への投資、等の名目とはなっているが)。

今日から、インドに移る皇太子、最後に中国訪問の予定。

訪問手配が不調に終わったのはインドネシアとマレイシア。

パキスタン訪問中にカシミールにパキスタンの暴力組織(JEM)のテロ行為が生じ、インド官憲50名近くが死傷。インドは、徹底的にパキスタンの責任を追及中。

パキスタンに懲罰軍事行動さへ起こす構え。

間の悪いことにモハメッドは、散々パキスタンを褒めそやし、今後の強い関係を歌い上げたばかり。

今日からパキスタンにとり不倶戴天のインド訪問。

インドはサウジから原油、LPGのアジア最大の輸入国。サウジとり最大の顧客。

またサウジに出稼ぎのインド人は300万人とも言われ、両国の関係は特別。


バイロン

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トランプとサウジ:原発疑惑 [アメリカ州]

ホワイトハウスに密告者。

トランプがサウジ、モハメッド皇太子と密かに原発売り込みの策謀。

国際的に原子力発電に関しては核の武器化を取り締まる原子力法が厳存する。

亦、原発取引に関しては十分な透明性が確保されなくてはならない。

トランプ取り巻きの私募ファンド経営者がトランプの推奨で密かにサウジと交渉。

密告者は議会下院の監視委員会に報告。

委員会は動き出した。

昨日、ホワイト ハウス臨時首席補佐官マルヴェニーに対し、トランプと モハメッドの交信記録の提出をもとめた。

本件、共和党有力議員らも、現在のサウジ独裁政治体制から、不透明な取引の危険を指摘、トランプの私的介入に警告を発した。

カショギ謀殺の危険な皇太子。

国連を始め国際社会が一様に抗議中なのに、トランプ独り皇太子擁護の逆モーション。

謎の一部が解けそう。

バイロン
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