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メルケル訪中:自由かカネか [アジア]

DW紙が報じている。

今週、大ビジネス デリゲイションを率いて訪中のドイツ宰相メルケル。

米中貿易戦争の最中、独中経済関係の拡大強化を狙う。

香港の民主化デモ、”傘運動指導者”ワン氏(22歳)はメルケルに書簡を送っている。

40年間、東ドイツでソ連の独裁政治に晒されたメルケルは、香港市民の危機意識を理解できるはず。
訪中で中国首脳に香港の民主主義運動を破砕せぬよう助言を求めた。

ドイツでは香港の民衆運動に賛同、支持する勢いが強く、メルケルは、ワン書簡を黙殺できぬ。

自由かカネか。メルケルの裁きは?

バイロン
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イギリス議会炎上 [連載ー英国EU離脱交渉]

昨日の英国議会。

反ジョンソン首相の新離脱法案を巡り手続き議決。
議案審査順位を上げる手続き案に与党保守党内から前メイ内閣の閣僚を中心に20余名が賛成。
野党全党と同調して新離脱法案の本日の審議に賛成。
新法案に反対のジョンソン首相の保守党を大差(28票)で破った。

本日、議会は、手続法の投票と同様、新法案を可決する模様。

新法案はEUとの離脱後の関係につき協定が不成立なら10月31日の離脱を無効とし、来年1月31日まで離脱日を延期するとする。
但し,EUから、違う延期日を提案されたらそれに従う、とする。
取りあえずは10月31日の”無協定離脱”を違法とする法案である。

本日、新離脱法が可決されると新法案は上院(貴族院)に回される。
上院可決後、女王の認可をもって成立する。

一方、”無協定離脱”強行のジョンソン首相には、議会解散のオプションがある。
しかし、成文化された議会運営規則が立ちはだかる。
”議員資格一定法”とでも訳せる規則で、時の首相が任意に議会を解散できぬよう定めた法で首相提案の議会解散には下院議員の三分の二の同意が必要とする。

野党労働党は、解散につき条件を付している。
新離脱法の女王決済をすぐ実現する事、投票日を10月17-18日のEUサミット以前とする事、等、ジョンソンの遅延作戦を封じ込める。(女王認可要請時期、選挙日の決定は首相のオプション)
遅延作戦で投票日が10月31日を超えては、無協定離脱が既成事実となる危険がある。
条件を確約しなくては解散に同意しない、とする。

また、首相は昨日の議会票決で、彼の意向に背いて野党に組した約20名の保守党議員には,"whip(院内幹事)”資格はく奪、次期選挙での党認定を行わない、と明言。

保守党内に、急速に新党結成の動きが生じている。

ジョンソンこそ保守党の”簒奪者”だとし党から排斥する動きも激しくなった。

バイロン


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