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香港:10月1日の恐怖 [アジア]

来週火曜日、10月1日が中国人民共和国建国70年周年記念日。

香港の民主化街頭デモは17週間目に入った。

一昨日の週末デモは5年前の民主化運動”傘運動”発生の記念日と重なった。

街にあふれた民衆は、30万人。

来週の中国建国記念日に、本土の中国軍が治安維持と称して香港に武力侵攻を強行する恐れありと、民衆は身構え、結束を強める。

デモ隊からモロトフ カクテルの火焔瓶が警官に投げられ逮捕者も多数。

尚、香港市庁は来週火曜に予定される中国建国祝賀の花火大会をキャンセルした。

バイロン
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来週統幕?ジョンソン不信任案 [連載ー英国EU離脱交渉]

議会民主主義を旨としても、節制ある良識が支配しない議会はまるで雑音だけの鶏小屋と化す。

10月31日の英国EU離脱日。

英国下院議会は、今月、すったもんだの末、新法を成立させ、”無協定のEU離脱”は違法とした。

新法は、10月31日時点でEUとの間に離脱後の関係を定めた”協定が無い場合、離脱はならず”、政府はEUに来年1月31日まで離脱を延期するよう提案し、その日以外の延長日をEUが求めたら無条件で受諾するよう命じている。

この法につきジョンソン首相は、まるで”降伏法'(surrender act)で、これでは英国の立場はEUの言いなりに弱体化し、交渉力を一切失うと強烈に反論中。

無協定離脱の”武器(ジョンソンは無協定離脱で被害を受けるのは英国で無くEUだと主張している)”を失い、国益を害すると論陣を張る。

終に、議会内の反ジョンソン勢力が.結束を固めつつある。

ジョンソンの主張は法を無視する危険な動きで、断固阻止しなくてはならない。

来週、ジョンソン不信任案を上程する。

10月31日は危険なジョンソンを首相の座から追い出しておかねば、新法に反して、無協定離脱が既定事実化する危険がある。

不信任案成立後、処理内閣に労働党党首コービンを据え、無協定離脱を無効にした上、総選挙(等)の対応を考慮するとする。

しかし、反ジョンソン陣営が”不信任案”で一致結束するには、鶏が多すぎるようだ。

混沌、混迷は続く。

バイロン
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トランプと議会:弾劾手続き [米国トランプ弾劾]

今後のトランプ弾劾手続きの公的推移。

・下院が弾劾の出発点。弾劾動議書(article of impeachment)は下院法務委員会により纏められる。
・同委員会より下院議会に動議書の賛否を問う。
・下院の過半数の賛成で弾劾は決定。
・下院決定の弾劾動議書は上院に配付される。
・上院は同弾劾動議を審議する法廷となる。
・議員100名が判事(陪審員を兼ねる)となり主任判事として、連邦最高裁判所主席判事ロバートが上院
 裁判長となる。弾劾が認められるには議員(判事兼陪審員)の三分の二、即ち67議員の賛成が必要。
 決定は最終的で控訴審はない。弾劾決定と同時に大統領は退職。
・上院裁判所の審査手続きは上院多数の共和党院内総務、ミッチ マクドーネルが決定できる。
 召喚する証人の数、裁判の期間等、審査の重要ポイントを決定できる。

スタート点となる下院法務委員会の弾劾動議書は”2週間で仕上げたい”とアダム シフ委員長は語っている。

バイロン
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