SSブログ

アメリカ教育商売下火に [経済]

アメリカの大学、海外の留学生の三分の一が中国人。

アメリカでは海外からの留学生が落とす入学金、授業料、が海外向けサ―ヴィス輸出として勘定され大繁盛の”教育商売”となっている。

教育商売は、すべてのサーヴィス輸出のうち第五位の稼ぎ(昨年450億ドルの稼ぎ)で、中でも中国留学生が最大のお得意様。

二位はインド。

米中貿易アイテムで唯一アメリカが輸出超過の”儲け分野”。

ところが、トランプが仕掛ける貿易戦争で急速にブレイキがかかり始めた。

昨年から、トランプは、中国留学生のヴィザ有効期間を短くし、学生資格のまま、乃至、卒業後の企業研修’イン ターン”が不可能になり、また、受け入れ大学も、中国人学生を狙い撃ちで差別するところが発生。

急にアメリカ留学の魅力が失せている。

今年中国政府も学生の身辺安全に注意を喚起している。

この2年で、中国留学生数は1割減っている。

風が吹いて桶屋が儲かるの例えどうり、今年、初めて、英国への中国人留学生数がアメリカ向けを抜いた。

またカナダ、豪州も増えている。

今年は、保険会社が大学の中国留学生減少リスクに保険を売り出す抜け目のなさが目立つ。

バイロン
nice!(1)  コメント(0) 

フォード格付けジャンクに [経済]

中国、南米、欧州と惨憺たる業績のアメリカ自動車産業の象徴、フォード社。

全世界で社債売り残と借り入れは1000億ドルに及ぶ。

今回、格付け会社、ムーデイーズはフォード社社債をジャンク クラス(Ba1,投資不適当)に格下げした。

他の格付け機関、S%P,フリッツは未だ、投資適当クラスに評価している。

同社は、欧州工場の閉鎖、全世界の従業員の大幅解雇でコストカット(110億ドル相当)に臨む。

一方、ドイツ フォルクスワーゲン社と自動運転車の共同開発に活路を求める。

バイロン
nice!(0)  コメント(0) 

サウジ新石油相の見解 [経済]

アブダビで開かれている世界エネルギー会議(World Energy Congress)に出席のサウジ新石油相アブドラジズの発言要旨;

・ロシアその他の非オペック国との協同は今後も続ける。
・世界的石油需要の低下現象には懸念していない。
・アラムコのIPOは出来るだけ早める。
・国内電力需要を満たすため原子力発電の検討は”慎重に”進める。
・オペックは全メンバーの共存共栄の目標を維持する。各メンバーの意見を先取りはしない。

尚、アラムコの資産価値を2兆ドルとするには現在の油価(約バーレル60ドル)を80ドル程度に引き上げないと不可能。

また、原子力発電では、来年度2基の国際入札での導入計画があったが、現在、頓挫中。(欧米に原爆への転身懸念あり)

アブドラジズは皇太子モハメッドの異母兄に当たり、現王の第四皇子。

バイロン
nice!(0)  コメント(0) 

イギリス議会5週間閉鎖 [欧州]

イギリス国会は現地時間昨日夜半より5週間の閉鎖(プロロゲイション)にはいった。

10月14日女王の開会宣言で再開される。

昨日、ジョンソン首相は二度目の議会解散動議を提出(投票日を10月15日とする)。

野党労働党他保守党以外のほぼ全党が反対乃至棄権に回り、先週に続き動議は否決された。

一方、先週議会を通過した新離脱法(10月31日時点でEUと離脱後の新関係に関し協定が成立していない場合、その日の離脱を許さず、代わりに離脱期限を来年1月31日まで延長する法案)は昨夜、女王の認可を取り付け成立している。

かくて、ジョンソンは、議会解散→総選挙、10月31日の無協定離脱強行の道が閉ざされた。

彼には当面,EUと離脱後の関係につき交渉を始めるほか道は無い。

不調の場合、辞任の可能性あり。

超短期政権の記録となるか。

一方、閣内に新法の合法性につき司法の判断を仰ぎ法廷闘争で、時間を稼ぎ10月31日の離脱を宣言し、既成事実化を狙おうとの強行突破論も聞こえる。

下院議長、バーロー氏は議会閉鎖が”異常だ”とし、辞任を決定。

バイロン



nice!(1)  コメント(0)