欧州中央銀行量的金融緩和へ

８年の任期を終える欧州中央銀行ドラギ総裁。

最後の決断：

・昨年末で終了していた債権購入を再開。
　毎月、２００億ユーロ相当の購入を、即時開始する。
　終了時期は決めない。

・所有の債権償還利益も、債権購入に回すので３５０億ユーロ程度の実規模となる。

・銀行の中央銀行への預託金金利をマイナス０．２％からマイナス０．５％とする。

以上、思い切った金融緩和策をとり、低迷する欧州経済の活性化を図る。

なお総裁は、金融政策には、経済拡大の為の手法は多くなく、今こそ、ドイツをはじめ富裕国が拡大財政を採用すべきで、積極的財政、金融政策の両者相まって、目標の、２%に近く、それ以下のインフレを達成できると強調した。

経済批評家は金融緩和による資金が、有効に使用されぬと建設バブル、株価バブルに流れると警戒。

バイロン

越境デジタル取引課税;グーグルとフランス政府

５年来の紛争。

国境を越えて増大する電子取引(デジタル　デイール)。

先進の米国巨大IT企業の独壇場。

国境を自在に飛び越す姿の見えぬ現代の取引。

彼らの利益にいか様に課税すべきか。

フランスが先陣を切って解決に乗り出していた。

今週、グーグルは脱税と重課税で米ドル１０億ドルをフランス政府に支払うことに合意した。

７月のフランスにおけるG-７で電子取引課税に関し国際協定の作成を合意して居る。

今回のグーグル―フランス政府合意は初めてのケイス。

トランプは不満を漏らし、報復にフランスワインの輸入関税賦課をちらつかせる。

バイロン