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平らな運動場原則 [連載ー英国EU離脱交渉]

今週、イギリス ジョンソン新内閣はEU離脱交渉開始に際し、前メイ首相が合意している”平らな運動場(level playing ground)”原則の破棄を通知してた。

原則はESG-Enviromental Social Governance(環境、社会的管理)原則と呼ばれ将来の英国-EUの基本関係を律するとされる。

両者は環境及び諸社会ルールにおいて差異なくあたかも平らな運動場で共生する原則でメイはこの原則を受け入れる代わりに、物品の両者交流には統一市場原則を出来るだけ残そうと努力していた。

ジョンソンの交渉姿勢は、メイ原則の破棄で、イギリスは離脱後”平たい運動場”を律する諸EU規則に縛られずイギリス独自の規則を作るとする。

また、離脱後イギリスはEU以外の外国とEU規則に一切影響受けることなく自由に通商関係を作り上げると強調した。

これを受けて,EU交渉担当バルニエ氏はメンバー国外相に、ジョンソン姿勢が既存の対日、カナダとのEU自由通商協定の基本であるSEG原則と異なり、受諾困難だと通告。

9日に予定されているアイルランドとの会議を緊急解約。

会談内容がジョンソン首相に曲解される危険があると発表。

一挙にイギリスーEU関係に厳しい歪が生じている。

バイロン
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