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英国議会閉鎖は違法:英国最高裁判決 [連載ー英国EU離脱交渉]

英国最高裁判所11名の判事全員一致して、ジョンソン首相の議会閉鎖(プロロゲイション)を違法と判決。

司法が行政府判断を違法とし立法府、国会の議論の権利を認めた歴史的判断。

英国下級裁判所の、司法は”政治的判断”に介入出来ぬとする判断を覆した。

本判決は、議会閉鎖を違法とするスコットランド最高裁判断と同じだった。

国連総会に出席のジョンソン首相、至急立場を明確にしなくてはならない。

閉鎖が違法と決して議会は即時再開(ジョンソンの閉鎖で再開は10月14日となっていた。)

議員は即時ロンドンに呼び戻される。

国民世論は、ジョンソンが違法行為をなしたばかりか、女王を”騙して”議会閉鎖を演出したとして即時辞任せよとの声が湧き上がる。

これで、英国EU離脱の先行きもさらに混沌。

バイロン
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霧の中:英国労働党大会 [連載ー英国EU離脱交渉]

英国、ブライトンの労働党大会。

国中が大騒動のEU離脱問題に党として如何に対処するのか。

長時間の激論のあげく約半分の議員が主張するEUに残留すべきだとの主張に対し、党としての結論は:

・党首コービー路線の通り、離脱か残留かの結論は出さず。暫し”中立姿勢を採る”。

・次期総選挙には第二回目の国民投票を求める立場を採る。

・党として、離脱、あるいは残留の決定を行う為に、総選挙前に、”特別党大会”を開き決定する。


とまた、これまでの霧が、濃霧になった。

党員の多くは、これでは支持者に党の立場をどう説明できるのか。

曖昧で訳が分からず、支持者の多くが失望し、乱暴だが歯切れの良い保守党ジョンソンに鞍替えしていると指摘。


バイロン

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米下院トランプ弾劾に動くか [アメリカ州]

トランプがウクライナ大統領に圧力をかけ、次期大統領の有力対抗馬元副大統領のバイデン氏と、子息のウクライナにおける不正疑惑を調査するよう強制した容疑。

日に日に米国メデイアが加熱して取り上げている。

発端は、情報機関内部に密告者が出て、トランプとウクライナ大統領の7月25日の電話会談を傍受した結果”トランプが国益に反する約束事”をコミットしたと法務省上司に報告。

トランプと、法務省は密告内容を議会に知らせない。

下院多数派の民主党、議会議長のペローシ女史は、これまで、トランプ弾劾に慎重だった。

しかし、党内の突き上げは強まる。

終に、ペローシはトランプに”最後通告”。

今週、木曜日までに、密告者の報告内容を議会に知らせなければ、民主党は”重大な結論”に至る、と警告。

党内、メデイアは終に下院の”大統領弾劾決議”への動きだと見る。

バイロン
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異端児ジョンソン [連載ー英国EU離脱交渉]

ニューヨーク国連総会に出席の英国ジョンソン首相。

盛んに、EU批判を繰り返し、同時に,EU離脱後の英国は、米国、カナダに門戸を開き新時代の関係を作ると、喧伝中。(EU規則を離れた新通商関係、科学者の交流、留学生の受け入れを排他的に助成、等)

当然ながらドイツ、フランスを始めEUメンバー国に、反ジョンソン気運が更に増長している。

ジョンソンは、英国議会を閉鎖(プロログ)している。

これに対し違憲行為だと訴訟が頻発。

近く最高裁の判決がでる。

閉鎖命令は、ジョンソン首相が女王に進言し許可を得た手続き。

若し最高裁が違憲とすれば、ジョンソンは、女王に違法行為を進言したこととなる。

国論は、若し違憲判決が出れば最低ジョンソンは即時辞任すべきだとする。

”迷い馬”ジョンソン、噂に違わぬ異端児振りを発揮している。


バイロン


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