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ボーイングにまた難題 [テクノロジー]

世界最大の航空エンジン.GE社のGE9Xを搭載の長距離超大型飛行機、ボーイング777X。

旅客400名から425名を8000マイル近く運べるボーイング社期待の新鋭機。

既に344機の注文がある。

先週の米国航空局の耐久テスト。

両翼は飛行中強い空気圧とその変化に晒される。

翼はこれに対応すべく十分な柔軟性が必要。

テストは、地上で、翼に圧力をかけ折り曲げて強度を調べる。

この”折り曲げ”テストで翼が破壊される欠陥が露呈した。

耐圧強度が無い。

また同様、地上テストで減圧のテスト。

高空での低空気圧に、機体が耐えられるかのテスト。

これで、機体後部のドアが外に吹き飛んだ。

両テストで、機体の重要な欠陥がさらけ出された。

また、GE9Xエンジンにも欠陥が見つかり、777Xのお目見えは大幅に先、となりそう。

ボーイングの稼ぎ頭の機種、737Maxは現在インドネシア、ケニヤの事故以来全世界で運行を休止している。

バイロン

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議会閉鎖と女王 [連載ー英国EU離脱交渉]

イギリス ジョンソン首相は英国議会閉鎖(プロロゲイション)の挙に出た。

議会は今週より5週間閉鎖になっている。

長い慣例で、英国女王は首相の進言をそのまま承認し、認可する。

従い、形式にせよ閉鎖は女王の行為。

今週スコットランド最高裁は議会閉鎖を違法と裁定した。

立法府を行政の長が閉鎖してはならない。

三権分立の原則に反する。

今月、ロンドンの英国最高裁判所が同様問題につき判断を下す。

スコットランド最高裁と同様の判断を下せば、即時議会閉鎖は無効となり、議会は再開される。

またゾロ百家争鳴の議会論議が始まる。

これはこれで他に選択肢のない展開。

だが、ジョンソンには最悪の事態が生じる。

議会閉鎖は形式にせよ女王が認可している。

最高裁が違法と断じた行為を女王が裁可している。

女王の認可は違法となる。

長年女王は大英帝国の象徴。

未だに国民人気は根強い。

彼女を違法事態に進言したのはジョンソン。

女王を”ミスリード”したのはジョンソン。

伝統に反したジョンソンは国民の怒りに直面する。

バイロン
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