カタール オペックから脱退

日本時間本日夕刻、カタール　ドーハから、石油相アルカービの下記宣言が飛び込んできた。
　・来年1月よりカタールはオペックから脱退する。
　・経済的、戦略的決定で政治的意味は無い。
　・現在、LNG生産量は年間7700万トンだがこれを1億1千万トンに増産する｡
　　原油は現在日量60万バーレルだがこれも増産する。



カタールはサウジ他によりボイコットを受けている。

アラビア湾におけるアメリカ海軍の最大の停泊地、米兵1万人が常駐。

LNG生産国として世界最大、日本向けも多量。

尚､衝撃のニュースに､サウジ､オペック本部からは未だ何の反応も無い。

バイロン　

環境対策と重役賞与

投資家グループの主張に屈したか。

国際石油会社の大手、シェルは、投資家グループの主張を入れ,今後、環境に配慮する事を約し環境破壊エネルギー生産(原油、石炭等）の制限目的を具体的に経営計画に設定し、重役賞与は,その達成度に応じて支払うと決定。

国際的に環境破壊に対する法的規制が強化され,クリーンエネルギーへの転換が遅れると,企業価値が減じるとの株主グループの不安に屈した。

具体的施策はこれからだが,例えば現在の総生産の内原油比率を減じ,天然ガスを増やす．あるいは,総投資予算中、クリーンエネルギｰ投資を増やす等、の施策に続きそう｡

企業経営が環境対策にリンクされ,重役賞与が直接クリーン政策に直結する決定は初めて。

バイロン

黄色いジャケット運動

フランス大統領マクロンの大胆な自動車燃料税。

化石燃料から遠くは全て電気自動車への完全乗り換えを誘導する税制改革。

3週間前、新税制に反対のトラック運転手のデモだったのが、急速に変質してきた。

先週末のデモは,全フランスを巻き込み,参加者は,極右から極左まであらゆる階級を巻き込み,反マクロン運動に昇華してきた。

法定の運転手が事故時にまとう蛍光色の黄色いジャケットを着たデモ扇動者が、抗議デモの中心。

G-20から帰国のマクロン昨日曜、緊急内閣を招集。

対策の検討に入った｡

ソーシャル　メデイアで来週末のデモが着々と準備されている。

シャンジェリゼの凱旋門,マクロン退陣の張り紙で汚されている。

バイロン