中国の報復：カナダ人拘束

アメリカ政府の要請に従い､中国の企業家をヴァンクーヴァーで逮捕、拘束したカナダ。

ハウウェーの副会長メング女史はようやく保釈を許されている｡

今後、カナダ法廷はアメリカ政府の女史の身柄引き渡し要請に対処しなくてはならない。

中国は､カナダがアメリカの"違法断罪"に加担していると､強い不快感を示してきた。

民衆にカナダ品不買運動も起こっている。

SNSではカナダはアメリカの使い走り、アメリカの威を借りる張り子の虎だと非難囂々。

中国官権は、月曜北京で北朝鮮研究者のカナダ人、昨日、大連で同じく北朝鮮研究家のカナダ人を"中国保安上の危険人物"として逮捕し拘留している。

カナダへの報復行為だと見られる。

バイロン

コーヒン３年の実刑

１０年に亘りトランプの個人弁護士として"フィックサー"の名をほしいままにしたコーヒン。

昨日、ニューヨーク州連邦裁判所で９件の違法行為（脱税、選挙法違反、銀行融資詐取、議会公聴会偽証、その他）につき裁決が下った｡

３年の禁固刑に２００万ドル相当の罰金､および財産没収。

刑の執行は来年３月から。

最大の注目点は､有罪判決のうち２０１６年の大統領選挙選中の選挙法違反。

トランプの２件のセックス　スキャンダルもみ消し金。

コーヒンは２８万ドルをトランプの指示でポルノ女優と､プレイボーイのモデルに支払っている。

投票日を控え表沙汰になるとトランプは負ける。

至急口止めが必要だった。

動いた金額も合法的な選挙用寄付金（一人当たり、２７００ドル）を遙かに超えている。

トランプが直々支払いに関与したことはコーヒンがトランプとの会話を録音しており、明確。

今回の判決、コーヒンがトランプのために支払った口止め料（ハッシュ　マネー）２８万ドルが､彼の選挙寄付限度を超えて､選挙法違反だとの判断。（トランプはこの支払いの補填を含めコーヒンに約４０万ドルを支払っている。）

更に､証拠調べで"実体上”確定しているトランプの犯罪（コーヒンと同様選挙法違反ｰ口止め行為）だが、現職大統領の訴追は可能か､の微妙且つ重大問題が残った。

全米が揺れる。

トランプ劇場、幕が近づいた様だ。

バイロン

メイ延命

イギリス保守党内の分派活動。

党首メイの不信任案の票決。

昨夜、全保守党議員による秘密投票結果､２００-１１７票で否決。

メイは党内規約により１年間、同様の挑戦を避けられる。

しかし､反メイ勢力は予想外に強く１１７票の多数票に現れた｡

このまま､メイ政府が交渉したEU離脱案を議会採決に委ねては､野党連合に１１７票を加えて先ず潰される。　

メイは､党内採決で延命が得られ､すぐさま本日　EUの臨時サミットにトンボ帰り。

そこでは急遽離脱問題が討議される。

バイロン