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沈むジャカルタ [アジア]

インドネシア首都ジャカルタ。

13の河川が縦横に走る。

地質は河川による堆積で柔らかい。

1975年から急激な地盤沈下が始まった。

北部ジャカルタで最悪は4メートル沈下している。

首都の水は6割が水道管経由。

4割が直接地下水をくみ上げている。

くみ上げ水が地盤沈下の真犯人である。

首都のホテル、オフィスビル約4000棟もが地下水をくみ上げている。

政府、バンドン工科大学、インドネシア大学の調査で、地盤沈下の先行きが明らかになた。

現状のまま無策に過ごすと、2025年にジャカルタの4分の1の土地(26.86%)が海水面より低くなる。

海面下に沈む。

政府は、緊急対策を急ぎだした。

海岸線の防潮堤の建設。

市街地がコンクリートで覆われて雨水が地下に貯水できていない。

雨水回収井戸(地下注水井戸)を可能な土地に多数建設する。

地下水の補充に注力する。

バイロン
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黄色いヴェスト運動;更に変身? [欧州]

昨日のフランス。

マクロン大統領は第四週目になる土曜日の大衆デモ(黄色いヴェスト運動)に武力制圧の手法を採った。

パリに8000人の武装警官を配し、全国で12万を動員した。

放水車、催涙ガスを多用し、力でねじ伏せた。

逮捕者は全国で1000人を超えている。

警察の発表で全国のデモ参加者は、約13万人で、一週目の28万人より減っていた。

メデイアの報道を集約すると、デモの質が更に変化してきた。

当初、マクロンの燃料税反対の運動だったが、マクロンは敗北し、増税を取り消している。

昨日のデモは”貧者の集い”。

生活困窮者が立ち上がっている。

最低賃金の引き上げ、生活保護の即時充実、生活消費財の税率削減の求め。

マクロンとその周辺は”国民の実生活を知らぬ”と、マクロン退陣を求める強硬意見が強まっている。

バイロン
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パンドラの箱:英議会決議 [連載ー英国EU離脱交渉]

誰も予測不能の狂乱。

今週火曜の英国議会、EU離脱協定のメイ首相案を承認するか、拒否するか。

百家争鳴の見解が飛び交い、鬼が出るか蛇が出るか。

拒否された場合の選択肢。

メイ首相退任、総選挙か。

離脱の意思を確認のため、改めて国民投票のやり直しか、はたまた将来の関係不在のまま、崖から墜落するEUとの完全断絶か。

大英銀総裁は、”断絶シナリオ”の場合、イギリスボンドは急降下し米ドルとパリテイーにまで下落、即ち1ポンドが1米ドルとなると予測。


さてパンドラの箱、何が飛び出すのか。

バイロン
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