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米中貿易戦争一時休戦 [国際]

ブエノスアイレスでのトランプー習会談結果;

・来年一月からのトランプ輸入関税率切り上げ(10%→25%、下記)は猶予する。
 猶予期間は3か月。

 これまでトランプの立場は,既に,2500億ドル相当の中国からの輸入品に”懲罰関税”を賦課中。
 内、2000億ドル相当に10%、500億ドル相当に25%の関税率を課しており,中国との交渉が不調な 場合、来年一月から2000億ドル相当分の関税を25%に嵩上げするとしていた。

・米中は,猶予期間の3ヶ月間に協議し中国の”知的財産権の窃盗行為”、中国へ進出するアメリカ企業から進出の 代償として技術を移転する条件の廃止を、合意する。

・中国は,この間,アメリカから”額は明示しないが”国の需要に応じて,アメリカから農産物、エネル  ギー、工業製品を現状より多く輸入する。
 目途は,米中間貿易額のインバランスの修正とする。

・ヘロインより50倍も強力なフェンタニルの対米輸出を制限する。
 フェンタニルは殆ど中国産。
 アメリカの麻薬死亡者の多くがこの”薬品”のため。
 中国は,”危険物”の”指定”を受け入れ,アメリカへの輸出を制限する。


バイロン
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コーヒン決死の抵抗 [アメリカ州]

トランプの個人弁護士、長年のフィックサー、コーヒン。

トランプの女性関係のもみ消し、選挙資金の悪用、ロシア大統領選への介入、トランプ企業,トランプの性格の裏の裏まで熟知の男。

終にFBIの追求に,議会の公聴会でのトランプーロシア関係に付き虚偽の証言を認め,先週、司法取引に応じた。

昨日、彼は,ニューヨーク南区連邦裁判所判事に”必死の訴え”。

最後の砦と頼んだトランプに”裏切った”と見放された。

トランプ周辺のあらゆる角度から個人攻撃を受け始めた。

命の危険性もある。

家族への攻撃も耐えられない。

文書による”訴え”でコーヒンはトランプに関するあらゆる情報を隠さず全て公開するから,彼と家族の安全に法の保護を求め,更に,自分の不正行為はアメリカで”最強の男”トランプの命令によるので、抵抗が不可能であり、従い,自分の罪状は軽いはずだと陳述している。

バイロン

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ブエノスアイレスG-20評価 [国際]

10年の節目、ブエノスアイレスのG-20サミット。

合意は国際法上何らの拘束力を持たない。

通商、移民、環境問題、全てにトランプが横やりを入れたが結局,共同コミュニケに,トランプも署名した。

コミュニケの主要点;

・通商問題;
 トランプの強硬な反対で,”保護主義”の一言をコミュニケから除外。
 過去9回のサミット コミュニケで全て、”保護主義を排する”と謳ってきたが今回、この文言が初 めて消えた。
 他方、彼の主張でWTOの”改革”を盛り込む。

・環境問題;
 結局,パリ協定にアメリカは反対、残り19カ国は賛成、と分離した立場を確認。

・移民問題;人道と政治的影響をバランスさせて解決を模索しようと,玉虫色。

国際メデイア報道論評;

・トランプ対その他(1対19)の対立が多かったが,仲介役にプーテインが一役買った。
 彼の貢献は大きい。G-20の破壊が救われた。
 プーテインは通商に関し国際主義、環境に関しパリ協定を支持する立場を維持した。

・ロシアとウクライナ間アゾフ海の武力衝突に関し,ドイツ メルケル首相がプーテインと合意。
 二国に加えドイツ、フランスの4カ国で調停機関を設け解決に向け協議する。

・WTO改革に関してWTOは(トランプ主張の)二国間協定主義を採らずあくまで”複数国協定”主  義,”国際主義”を守ると”明確な”声明を発した。
 これもアメリカ内政上、トランプの政治生命が短命だと見切った結果か。

・サウジの問題児モハメッド皇太子は村八分の扱いだったが、例外は,プーテインと習近平。
 特にプーテインは皇太子を親友のように扱った。

・最大の見物は現地今夜のトランプー習夕食会。貿易戦争の行へは?


次回、G-20サミットは来年6月、大坂で。

バイロン




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