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相互臨時体制 [連載ー英国EU離脱交渉]

待ったなし。

来年3月29日にその日が来る。

英国のEU離脱日である。

既に100日を切った。

EU委員会は14項目の臨時処置を公表。

決断の日、離脱協定が合意されぬ場合の臨時処置に関しての対応策。

例えば、英国国民でその日、EUに居住している人々に対して、即時、帰国させず"合法的住民"資格を与え同時に労働許可も現状のママとすること。

ただし、条件として英国も在英EU居住者に対し同様の処置を行うこと。

銀行業務は臨時として現状通り英国ーEU間の金融手段の精算業務、カウンター業務を継続すること、モノの移動に関する税関語業務はEU規則に従うこと。

航空、陸海の交通手段に関する安全規則は臨時に現状のままとする、等々の緊急処置手段。

一方英国も、合意無き場合に備え、保安上の騒擾に備え、国軍に出動指令を発し、更に、船舶に対し、離脱直後EUからの医薬品の輸入に混乱を来さぬ為、一定の積み荷スペイスを確保するよう命令。

明暗を分ける英国国会決議は来月21日。


バイロン
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マクロン:フランスは残る [中東]

過去3年、フランスはISのテロでパリ、ニース他が襲われ、シリヤでのIS掃討国際軍事連合に積極的に参加してきた。

この度、同盟国に事前相談も無くトランプが米軍のシリヤ撤兵を決定。

同盟国は混乱中。

国際軍と協力してIS掃討に最も力のあったクルド軍は、危険な立場に追い込まれている。

シリヤ隣国のトルコは従来より国内のクルド人口が国家分裂を招くと、恐怖し弾圧を強めてきた。(現在人口の約2割がクルド人)。

シリヤで、国際軍団と肩を組んでISと戦ってきたクルド軍が力をつけると、トルコ内のクルド人口が勢いをつける。

国家分裂が現実の恐怖となる。

トルコ エルドガン大統領は、アメリカのシリヤ撤兵でシリヤ内のクルド軍が弱体化すると見て、越境してクルド軍殲滅を狙う。

クルドはトルコにとりテロ団体だ。

トランプ宣言直後から、トルコはシリヤ国境に軍を集結させ、シリヤ内クルド軍を襲おうとしている。

一方、相談も無くトランプ宣言で置き去りにされた感のあるフランス。

連合軍に200名の兵を提供している。

昨日、大統領マクロンはトランプ宣言に逆らい、アメリカが置き去りにするシリヤ内クルド軍を助けると決定。

トランプのようにフランス軍はシリヤから撤退しない。

トランプ見解とは違いまだISは殲滅されていない。

戦いは終わっていない。

フランスは、シリヤ内クルド軍と協力を継続してISと最後まで戦うと決断。

フランスと同様、トランプ宣言に驚いて混乱中の英国。

シリヤのIS掃討に多くの軍を派遣している。

トランプが断りも無く逃げ出した。

英国は如何したモノか。まだ明確な姿勢を示さない。


困ったのはトルコである。

トランプに次ぎフランスも国外退去すると期待し、シリヤ クルド作戦に乗り出そうとしたのに、フランスが居座る。

当面越境行動は様子見となる。

バイロン
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狂気の沙汰:分断作戦 [ロシア]

来月3日より入れ替わるアメリカ新議会。

連邦下院は史上最高のスウイングで圧倒的に民主党が制する。

トランプの暴政にブレイキが掛り世上、昨今の事態より悪化しないと安堵感がある。

一方、追い詰められたトランプは大統領権限を最大限利用して一層、猛り狂う可能性を警戒する向きもある。

アメリカの"政治リスク”は続きそうだ。

現在、メキシコ国境の壁を巡り連邦政府の本年度予算約2割が執行できず、政府は部分的閉鎖状態が続く。

給与支払いが不可能で強制的に休暇を取らされている公務員は80万人。

昨日のロイター電の世論調査で、閉鎖の責任は、46%がトランプ個人、議会が4割と出た。

トランプは昨日トイッターで怒り狂う。

”壁に反対は民主党。強制休暇中の公務員は民主党員だ。”

公務員に色をつけ常套手段の分断作戦。

事実に真逆の嘘を飛ばす。

呆れかえった議員連も盛んにトウイットして、支離滅裂のトランプ見識に総攻撃の状況。

哀れなアメリカではある。

バイロン

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