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ドイッチェ バンクの悲哀 [経済]

ドイツ企業の宝冠とされたドイッチェバンク。

リーマンショックの引き金となった放漫な住宅ローンの貸し出し。

アメリカ司法当局に貸し出しに違法行為ありと72億ドルの巨額罰金を科せられ、爾来、パナマ ペイパーで暴露された違法な資産隠しに加担していると未だに官憲の捜査対象。

また、アメリカではトランプに過大の融資を行っており、種々疑惑が高まる。

株価はこの一年で丁度半分に落ち込んだ。

何しろ、総収入の9割が管理コスト。

収入は漸減中でコストカットは全く進まない。

社債価格は下落の一途。

OECDはシステマテイック リスクを指摘する。

とは言え、転身は可能か。

誰も火中の栗を拾わない。

バイロン
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コービンの反乱不発か [連載ー英国EU離脱交渉]

大騒動のイギリス議会。

一夜明けてほぼ全野党が労働党党首コービンにメイ首相不信任案を突きつけるよう要請。

しかし、彼は動かない。

彼の離脱に関する姿勢は不鮮明。

少なくとも関税同盟離脱には反対で統一市場とは密接な関係維持を望んでいる。

しかし党内のまとまりは悪く、離脱派も少なくなく騒音を立てる。

野党各派に担ぎ出されてメイと対決し、敗れたらコービンの労働党党首としての政治生命は絶たれる。

亦、メイを葬っても国内の強硬な離脱派と対立しなければならない。


此処は様子見が賢明と動かない。


バイロン
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メング女史保釈拒否さる [国際]

カナダヴァンクーヴァーに拘留中のハウウェイ副会長メング女史の保釈問題。

昨日法廷で訴追人アメリカ政府の弁護士の主張が認められ保釈が拒否された。

保釈後の"逃亡の危険性(フライト リスク)が高すぎるとの主張が通った。

バイロン
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マクロンの譲歩 [欧州]

フランスを揺るがす黄色いヴェスト抗議デモ対策。

昨日マクロン大統領の譲歩が下記表明された。

・来年度より最低賃金を月額100ユーロ嵩上げする。
 嵩上げ給与支払い分につき雇用者の税負担をゼロとする。

・時間外労働の賃金につき所得税をゼロとする。

・雇用者は"年末ボーナス"を支払うこと。
 支払いボーナスにつき雇用者の税負担をゼロとする。

・雇用者の社会保障費負担につき、一定額以下の少額負担者には、増額を免じる。

・高額所得者税の改変は行わない。(マクロンの改革で高額所得者課税は不動産所有にのみ課され、投 資利益への増税を免じた。投資振興を目指した税制。黄色いヴェストデモは投資利益にも課税を要 求している。)

これに対し、野党各派は一斉に反撃:

・現在、失業中の貧民対策が無い。

・臨時雇いの労働者に配慮が無い。

・年金生活者への配慮が欠落。

・公務員、学生対策が欠落。


週末のデモは避けられぬ勢い。


バイロン



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パンドラの箱が開いた [連載ー英国EU離脱交渉]

本日、イギリス下院議会。

メイ首相は、政府が纏めたEU離脱協定、と、政治宣言につき議会承認を求める事を延期すると決定。

首相は、議会が特にアイルランドと北アイルランド間の税関設置に関する"歯止め”につき反対で、予定通り、明日の議会承認の議決を求めれば、政府案が否決されるのは明白、として採決の無期限延期を宣言。

首相は、EUと、再度相談すると宣言。

しかし、何を具体的に"相談"するのか明確にしなかった。

EUサイドはこれ以上の譲歩は困難と防御線を敷く。

イギリス議会の承認が遅れると、離脱協定、政治宣言のEUメンバー国による批准の時間が無くなり、来年3月29日にイギリスは"ハード離脱"-EUと何らの協定無く"第三国扱い”ーを迎えそう。

議会では離脱に関し国民投票をやり直せの声が強かった。

亦、離脱の交渉時間を延ばして交渉をやり直せとの注文もあった。

パンドラの箱が開いてしまった。

バイロン

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