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トルコとイスラエル;言葉の戦争 [中東]

今年、トルコとイスラエル関係が更に悪化した。

パレステイナ人の擁護者を任じるトルコ。

5月に、ガザとイスラエルを隔てる壁でパレステイナ人が銃殺され、トルコはイスラエル大使を国外追放とした。

亦、本年、イスラエルは国家を”ユダヤ人の国家”と定義する法を成立させ、パレステイナ人排斥を鮮明にした折もトルコは強烈な抗議を行っている。

トルコ エルドガン大統領は"イスラエルは世界最悪のファシスト国家で、最悪の人種差別国"と非難していた。

先週、またもや非難合戦が始まっている。

イスラエル ナタニエフ首相が"トルコはクルド人を虐殺している"と非難、これに対し、トルコ外相が反応し”ナタニエフは現代の冷血殺人者だ。善良なパレステイナ人を何千人と殺害している”と非難。

亦エルドガン大統領は国民に向けた演説の中で"地面に倒れた弱者を踏みにじってはいけない。我々はイスラエルのユダヤ人では無い。”とイスラエルに言及。

これに亦ナタニエフが噛みついて"トルコこそキプロスを違法占領している。トルコ内外で罪の無いクルドの婦女子を虐殺しているのはトルコだ。"と反論。

今度は大統領から"パレステイナ人は第二次大戦中ナチが行ったユダヤ人虐待より更に悪質の扱いを受けている。”と応酬。

言葉の戦いは厳しさを増している。

バイロン
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後100日:正月の閣議 [連載ー英国EU離脱交渉]

後100日でイギリスはEUを離脱する。

その日に、EUとの新関係に付き協定が無いと、その日にイギリスはEUとは赤の他人、EUメンバー国とは異なる扱いを受ける。

大きな混乱が待っている。

例えば、300万人がEU圏内に働いているイギリス人、EU規則を離れると即時28万人が帰国を命じられる。(日本人その他非EU市民のように、就業規則その他の制限を受ける。)

彼らはイギリスの住居を他人に貸してEUで仕事をしてきた。

即日、待ったなしで借家人を追い出すわけには行かない。

30万人近くが突然病院その他社会保障の対象となり資金も設備も対応が出来ない。


政府対応を如何するべきか。


クリスマス休暇のイギリス。

メイ首相は、正月の2日臨時閣僚会議を招集した。

北アイルランド、DUPを説得し、メイの離脱案に賛成を得なければならない。


バイロン


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オペックの焦り [経済]

来年当初からの6ヶ月間、オペック プラスの原油減産が始まるが、油価の下落は止まらない。

オペック、非オペック協力した減産量は日量120万バーレル。

油価の軟化に直面して、焦るオペックメンバーは盛んに、アドバルーンを上げる。

サウジは、割り当てられた削減量より、10万バーレルを自主削減するとか、リビヤ、ヴェネズエラ、ナイジェリヤ、イランは、国内内紛と、油田の枯渇、制裁で割り当てられた削減量が更に減少すると強調する。

しかし、トランプの世界で国際貿易が縮小し、原油需要に大きな減少圧力となっている。

供給過剰は悪化する。

油価の改善は見通しが立たない。

オペック代表、クウェイトのマルズーエイ氏は声明を発し、来年油価が好転しない場合、改めてオペック臨時総会を開催すると、表明。

バイロン

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一人芝居:マテイスの後任 [アメリカ州]

国際的な騒ぎを引き起こしているトランプのシリヤ撤兵決定。

事前協議無き同盟国無視のトランプ劇場。

本来敵であるべきロシア、イラン、トルコがほくそ笑んでトランプの"英断"を褒めそやしている。

トランプの決定に真っ向から反対し国防長官職をなげうったマテイス。

"同盟国に尊敬を払え”がトランプへの最後の言葉。

エリート職業軍人で、大向こうの尊敬を得てトランプ政権下で唯一の"大人"と称された。

彼がいなくなってトランプ周辺は"操縦不能”。

トランプは、マテイスの後任を決めた。

ボーイング社で技術担当の副社長を務めていたシャノン氏。

政治経験、軍務経験無しのエンジニアー。

ホワイトハウスでマテイスの補佐役の一人だった。

新国防長官、果たして国防省を率いられるのか。

亦トランプの、イエスマンか。

トランプの独り芝居を許すのか。

バイロン
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