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バダデイ殺害とIS [中東]

先週、シリヤのトルコ国境でイスラミック ステイト(IS)の首領、バダデイが米国特殊部隊により殺害された。

ロシアは、当初このニュースに疑問を呈した。

過去にバグダデイ暗殺の噂が多数ある。

バダデイはイスラム帝国、カりフェイトの設立を宣言、自ら帝王、カリフを任じ一時イラク、シリヤにに猛威を振るった。

シリヤは一時国土の三分の一迄占領されたが、国際連合の掃討戦で最近はほぼ完全壊滅状況だった。

今回のバダデイ殺害は、トルコ、シリヤ、イラク、クルド(武装軍団)等の情報活動の助けで成功。

トランプは得意に大見得を切るが、殺害行動をロシアを含む”友邦国”には事前通告したのに、自国米議会を無視した。

記者会見で、トランプは議会に通告すれば”垂れ流し”民主党、ペローシ女史、シフ委員会長、から外部に漏れ、秘密軍事行動が不可能だった、と前代未聞の”選挙広報”。

民主党だけで無く共和党議員からも非難が起こる。

亦、トランプの言辞が、余りに幼児的で、殺害現場を残酷詳細に繰り返し、およそ一国の長の言語とは信じがたく、CNNは彼の発言中数十カ所を摘出、詳しく報じている。

万事、何事でも、理非を超えて来年の大統領選の勝利に利用するトランプ。

余りに宣伝臭が強すぎ今回のバグダデイ排除は選挙戦にマイナスだったとの評価が見える。

バイロン
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3ヶ月のリンボ [連載ー英国EU離脱交渉]

英国議会は解散総選挙に焦点が移った。

一定期間議員資格を保証する法により、議会解散は議会三分の二の賛成が要る。

亦、解散後選挙日までに、有権者に判断の時間を保証するためするため、土日、休日を除いて25日以上の時間帯を設けないといけない。

EUから与えられた3ヶ月の離脱猶予時間も直ぐ無くなってしまう。

ジョンソン首相は躍起になって早期解散総選挙を求め、野党労働党は世論調査での不人気で今選挙をすれば惨敗は必至と手練手管をくりだして、解散反対。

スコットランド、北アイルランド諸政党は連合王国からの分離問題も絡み総選挙には複雑な対応姿勢。

昨日、ジョンソン首相提議の12月10日”最早期”総選挙提案は、圧倒的多数で拒否された。

しばらく、議会の混迷(リンボ)は続く。三ヶ月続けば問答無用に、崖から落ちる”無協定離脱”か。

バイロン


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