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法衣の下の鎧:マクロンの限界 [欧州]

パリを訪問中のエジプト シシ大統領。
豪腕で国内の民主化勢力を刈り取ってしまった。
今や、完全な独裁者。
欧州に巻き起こる反シシ運動。

迎えるマクロン大統領は、赤絨毯の大歓迎振り。
昨日の共同記者会見で、シシの“反テロリズム“の姿勢(!!)を称揚し、フランスのエジプトへの武器輸出を継続すると明言。
国内に広がる武器輸出禁止の声に真っ向から立ち向かう強気の姿勢を見せた。

マクロンは、随所で発言して、フランスのエジプトへの武器輸出を停止すれば、たちどころにロシア、中国の武器が流れ込むと“警告”を発している。

自国の金銭的利益をまもる詭弁を発する。”欧州オピニオン リーダー”の限界が見える。

バイロン
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キムチ戦争:中韓加熱 [アジア]

国際標準化機構(ISO: International Organization for Standardization)が中国四川省の“パオカイ”を“キムチ”の原型と認定して、韓国はキムチは伝統的国民食であり、中国とISOに国民の魂を奪われたと国を挙げて怒り狂っている。

SNSは炎上状態。

ドイツDW紙が驚いて報じているが、韓国人は一挙に中国嫌いに転じて、“日本は嫌いだが中国はもっと嫌いになった”風の投稿が多いと指摘している。

バイロン
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ジョンソン首相ブラッセルへ [連載ー英国EU離脱交渉]

本日、英国ジョンソン首相はブラッセルに飛びEU委員会議長レイエン女史と夕食を共にして、離脱協定合意に向け最後の協議を行う。

双方の交渉責任者、バルニエ、フロスト氏も同席する。

明日は、EU理事会のサミット。

レイエンは今夕の会談の結末を報告する。

ジョンソン首相は、出発に際し、離脱協定(今年1月に発効している。現在は同協定による経過時間)の一部をなす”北アイルランド議定書”に規定の北アイルランドと、アイルランド間の交流に関して、アイルランドと新しい合意が出来たと発表。

“議定書”通り、離脱後も国境の障害を極小化する具体的協定が出来たと語り、英国が考慮中の新法案ー市場法案ーに盛り込まれる主権概念(離脱後の英国の国内市場規則は、主権行為として英国が支配しEU規則は認めないとする法案)はアイルランドに関する限り効力を失った、とし、新法案の、主権概念条項を修正する用意ありと述べた。
同法案は現行の離脱協定違反(“議定書“は国際契約、英国だけの主権として反故にしたり、勝手に改訂
するのは国際法違反)だと、EUから総スカンだった。

バイロン

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英国ボーイング社懲罰関税を放棄 [連載ー英国EU離脱交渉]

英国は来年のEU離脱に先立ち、EUとアメリカ間で争論となっているエアバス、ボーイングの政府助成問題で下されているWTOの裁定ー相互懲罰関税賦課ーから離脱した。

裁定では、双方に違反ありとし、一定額の輸出入に懲罰関税の施行を双方に許可している。

WTO裁定は過去2年間に亘る結論で、米国の対EU輸出額75億ドルに25%、EUから米国への輸出、40億ドルに25%の懲罰関税賦課を認めている。

例えば英国の場合、スコッチウイスキーに懲罰関税がかかり、昨年は対米輸出が3割減っていた。

英国はWTO裁定は”EU”を対象としており、英国は離脱後は裁定の対処から外れるとし、1月より米国からの輸入に拘わる懲罰関税を一方的に放棄する。

英国は、離脱後、米国と好意的通商関係を結ぶ為の第一歩とする。

しかし、新バイデン政府の通商政策は不鮮明。

米国のEU懲罰関税は、EU全体を対象としているのに加え、エアバス参加国、ドイツ、フランス、スペインに加え英国を名指して、懲罰関税の優先適応国としており、今回の英国のジェスチャーは、米国の友好的反応を呼ぶか否か、不明。

バイロン


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