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EU委員会の緊急対応策( contingency plans) [連載ー英国EU離脱交渉]

EU委員会は本日、UKに対し、以下4項目の緊急策を提案。

年末の英国との離脱協定協議不調に備えた緊急対策。

・来年当初6ヶ月間は、EUーUK間の航空路を開放しておくこと。

・同6ヶ月間は、双方の航空機操縦免許は変更を加えず有効とすること。

・来年当初6ヶ月間は、フェリー、トンネルによるモノ、ヒトの交流を、現状と変化無く続けること。

・EU、UK双方の漁業者は、現状を変更せず、双方の領域で操業すること。

 但し、一年を限度とし、 新たな漁業協定が成立する日までとする。


バイロン


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アレルギー症者はワクチン使用禁止 [テクノロジー]

英国は、今週、世界に先んじ、コロナワクチン(ファイザー・バイオエヌテック社製造ワクチン)の一般国民種痘を許可した。

許可権威はイギリス厚生省付属の“薬品医療機器規制庁(Medicines and Healthcare products Regulatory Agency (MHRA) )である。

MHRAは昨日緊急通知を発した。

今週始まった公衆種痘で3件の異常反応がでた。

3件とも“過剰アレルギー症(anaphylaxis )”の既往症者。

今後、同既往症者にワクチンの使用を禁じ、今週、一回目の種痘を受けた人で、既往症者は一週間後の二回目の追加種痘を避けるよう通告。

バイロン
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フェイスブックを独占禁止法で告訴 [社会、文化]

アメリカ連邦公正取引委員会(FTC)と米国46州の検事局は昨日、フェイスブックを独占禁止法違反で、極めて希な“、共同訴訟”を“連邦裁判所”に起こした。

2012年のインスタグラム、2014年のホワッツアップの買収を違反とし以降のソーシャルメデイアの独占力を利してデジタル市場の独占を行ったと訴追する。

独占状態の除去のため、フェイスブック資産の分割(会社の分解)、罰則の明確化、等を求める。

過去の例から、本件解決には数年を要しよう。

バイロン
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統一市場の防衛ーメルケルの立場 [連載ー英国EU離脱交渉]

昨日、ドイツ 宰相メルケルは国会で演説。

英国との離脱に関して、最大目的は、EUの統一市場の擁護にあると力説。

英国がEU離脱後のEUとの新通商関係に、統一市場を乱す条件を持ち出すなら、EUは一致して拒絶すべきで、EUの団結が重要だと強調した。


離脱後の英国ーEU通商協定が不在の場合、来月1日より、両者の通商条件はWTOの標準規則に準じる事となる。双方に入出国管理、税関検査、関税の賦課、動植物検疫、等が課せられる。

英国の対EU通商量は、全通商量の45%、他方、EUは総通商量のうち対英国通商量は8%。

バイロン
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ジョンソン・レイエン トップ会談失敗 [連載ー英国EU離脱交渉]

昨夜の、ブラッセル。

英国ジョンソン首相、EU委員会議長レイエンのトップ夕食会談は前進無く失敗。

3時間に及んだホタテ貝、タラの魚料理は両者の共同コミュニケさえ産まなかった。(双方漁業権が感情的にも交渉の最大ネック。英国領海で取れる高級ホタテとタラがメニューとは皮肉。)

ジョンソンは、真夜中にロンドンにトンボ帰り。

同席の双方交渉担当者、バルニエとフロストは、あと二日、土曜日まで、“解決を模索するため”協議を進める。

レイエンは夕食会議後、記者団に立場の違いは大きい(” far apart”)と語った。

本日、EU理事会に昨夜の会談結果を報告する。

レイエンは会談決裂にそなえ、混乱を避けるため、来年1月1日より、“当面”英仏海峡を越える航空機による人の交流には、”恰も、離脱が無いように”、出入国管理、携行荷物のチェックを省く提案を持っていたようだが、議論に上がらなかった様子。

愈々、“無協定”離脱が現実となりそう。

バイロン
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