その時は過ぎた

欧州議会の設定した離脱協議の締切時間、昨日の真夜中が合意なく過ぎた。

ブラッセルの交渉団、他に選択なく本日も顔を合わせている模様。

欧州議会外交委員会議長、ドイツ代表マッカリスター氏は、協議が指定の昨夜真夜中までに合意できなかったので、欧州議会は、今後のいかなる合意も年内に協議、承認する時間を失ったと宣言。
今朝から議会代表と善後策の打ち合わせに入った。

イギリス国内では野党ばかりか保守党内からも、この瀬戸際で合意がないのは、無責任だとジョンソン首相に、交渉期限の延長をネゴるよう圧力がかかっている。

またスコットランドのスタージオン首相は、今週、変質コロナ風邪の流行で、イギリスが世界から締め出されおり、この非常時に離脱交渉を行うことは不可能だと、ジョンソン首相に交渉延期を要求した。

バイロン

１．７兆ドルの学生ローン

アメリカの高等教育費の高騰。
世界一の水準をゆく。
公立私立大学合わせて学士号取得までに、現在、全学生のローン使用額残は１．７兆ドルに及んでいる。（米国連銀調べ）

私立大学の年間授業料は平均２９、５００ドル(邦貨約３００万円）、公立大学はその三分の一。

全学生の８７％が何らかのローンを受けている。

連邦のローン、助成金制度のほか私的ローン会社が資金を供給してきた。

卒業後、返済に苦労する人々は多い。

ローンの条件を読み違え、ないし、騙されて、返済額が金利に向けられ数年立っても元本が一切減少していないケイスも多い。

バイデンは、選挙公約に学生ローン返済の軽減を約している。
軽減分が国民消費に回る。

昨年末の世論調査で５８％の国民が年収１２万５００ドル以下の家庭で抱える学生ローン返済義務額を一律５万ドル、帳消しにすべき（連邦負担）だと求めている。

バイロン

９０００億ドルのコロナ対策費

規模と内容に付き妥協不能と思われたアメリカのコロナ救済第二案。

ようやく、史上第二番目の巨大財政支出（過去最大は本年３月のCares Actによるコロナ対策費２・２兆ドル）に付き、上下院首脳の妥協がなった様子。

コロナ風邪の影響で、企業活動は低調、記録的失業者の出現、家賃支払い不能者が家を失う。
ワクチンは許可されたが全国へ配給するロジステイック、もない。

食料無料配布制度で、極貧国民の命を救わねばならぬ（いわゆるフッドスタンプの代替制度）。

山積の難問に、第二弾、９０００億ドルの財政支出となる。

” economic stimulus package”と称する経済刺激の財政スキーム。


これまで、財政出動額の圧縮を求める共和党と、その倍は必要とする民主党のせめぎ合いだった。

これから両議会の審議、承認のあと大統領署名に回されるが、トランプの思考経路は誰も予測できない。

トランプは本日現在、大統領選挙結果が不正だと、あらゆる”法的手段”に訴え、敗戦を認めす、来月のバイデン大統領就任式に出席さへ拒否している。

一方バイデン氏は、今回の議会妥協額では不足とし、就任後補正予算を組むと表明。

バイロン

４００年来の木星、土星接近ショー

アメリカ各地の天文台。

毎年、宇宙に起こる特別な星、天体の動きを国民に広報しているところが多い。

多く”星のパーテイー”と銘打って子供を招待して天体望遠鏡で宇宙への興味を喚起している。

しかし今年はコロナ風邪で集会は禁止。

寂しい年となった。

今夜、２１日は、木星、土星が、約４００年で一番接近する日。

１６３２年に最接近したそうである。

今晩月の周辺に２つの惑星が”肉眼で”観察できるそうだ。

次回の接近は６０年後だという。

バイロン

７０％強い伝染力：ジョンソン首相

欧州に突如起こった変質コロナ風邪対策。

発生地イギリス南東部の状況に付きWHOはイギリス政府と連絡を開始していると声明。

英国ジョンソン首相は”早期の科学的解析で変質コロナ風邪の伝染力は、従来型に比べ７０％強い。”
と語った。

バイロン

欧州緊急事態：変種コロナ風邪

オランダ政府は現地時間本日早朝から、イギリスからの旅客飛行機の運行を禁止。
禁止は来月１日まで。イギリス南東部で発見され蔓延中の変種コロナ風邪に対する緊急措置。

ドイツ政府は現地時間本日真夜中よりイギリスからの旅客飛行機のドイツへの運行を禁止。
明日より、イギリス、南アフリカへの渡航を禁止。
”報告されるコロナウイルスの変質”に対処するため。

イタリア外務省はイギリスからの飛行禁止を考慮中と表明。

ベルギー政府は緊急措置として、本日から２４時間、イギリスからの航空機、汽車の入国を禁止。

アイルランド政府は本日真夜中より４８時間、イギリスからの全飛行便の入国を禁止。

昨日、マクロンフランス大統領、メルケルドイツ宰相、レイエンEU委員会議長、マイケルEU理事会議長はリモート会議。今後の対策に付き協議。

バイロン

変種コロナ風邪 ＵＫの封鎖

ドイツ、フランス他多数のEU国は、本日より、イギリスからのヒト、モノの流入を緊急停止する。

イギリスからの旅行者から、コロナ風邪の変種が各国で発見されていた。

フランスは本日から４８時間、英国海峡をまたぐすべての貨物の移動も禁止。

EUの回転議長国であるドイツは本日緊急EU会議を招集。

英国封鎖に付き共同作戦をとる。

EU離脱が最終段階を迎える今、また緊急事態の発生である。

バイロン

収拾つかず；漁業権問題

現地ブラッセル、問題の”日曜真夜中”が近づいている。

離脱協定の交渉は、漁業権を巡り、進捗がない。

双方、争点は明確だが歩み寄れぬ。

英首相ジョンソンは”主権国の権威を認める”よう原則論を繰り返す。

フランス大統領マクロンは離脱後も英国領海内でフランス漁船の継続した”操業保証”を求めると再度
声明。

欧州漁業組合は交渉の現状では、欧州大陸の漁業の将来は無いとし、”時間の重圧”で譲歩できないと声明を発した。

ジョンソンーレイェン（EU委員会議長）との深夜の電話会談が試みられそう。

だが双方に準備ができぬほどの混乱がある。

バイロン