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UK トルコと自由貿易協定 [連載ー英国EU離脱交渉]

UKとトルコ関係は歴史的に長い。

UKはトルコの最大の輸出相手国である。

家電、自動車部品で、他を圧してきた。

また、農産物輸出でも、UKから特恵関税を得て優遇されている。

来月初日からUKはEUを離れる。

以降EUに縛られず他国と通商関係を結べる。

今週、両国は 従来の協定に上積みして一層の通商拡大を狙う新自由貿易協定を結ぶ。

トルコは永年のEU参加の願望が度重なる政治的反対で、失せかけている。

新生UKとの経済関係強化は対EU外交上も重要となる。

バイロン
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本日EU一斉種痘開始 [テクノロジー]

EU委員会は本日(現地27日、日曜日)EU27カ国が一斉にコロナワクチンの種痘を開始すると宣言した。

本欄既報の通り、国の準備の差で、数日の違いはあるが、EU委員会議長レイエン女子は、4億5000万人のグループが同時に種痘を開始し“明年中”に完了したいと述べた。

種痘の注射針の扱い資格を特別に広げ、現役引退の医者に復帰し助けを求める。

バイロン
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プーテインの苦境 [ロシア]

ドイツの有力紙、ドイッチェ ヴェール紙が解析するロシアプーチン大統領の苦境。

・大仰に打ち出した国内製造業の生育政策は、全く実行の兆しが無い。
 未だに工業製品の輸出実績は見られない。依然として天然資源の輸出のみ。

・国内の銀行、企業利益は年々減少している。

・国民実質収入は“数年”連続して収縮中。

・海外からの直接投資は減少し、外貨の海外逃避が巨額になっている。

・高学歴、技術者の海外移住が進んでいる。人的資源の流失が止まらない。

・軍事力増強に注力するが、新米大統領バイデンはNATOとの関係修復、強化に進むのでプーテインの
 威圧行為は効果無し。国際社会の威信、失墜。

・プーテインは追い詰められ、中国との関係拡大、拡充に走ろう。
 中国が主導権を握り、プーテインは“従者(マイナーパートナー)”の立場となろう。

バイロン
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バイデンの対ロ戦略 [米国2020年大統領選挙]

米国新大統領バイデンは国務長官にアントニー ブリンケン氏を指名。

ブリンケン氏は彼の対ロ見解を諸方で表明している。

DW紙が纏めている新国務長官の対ロ見解;
・現在、ロシアの外交は“攻撃的”で、“一貫性が無い”。
・ウクライナ、シリヤへの軍事介入につきプーテインの責任を問うべき。
 プーチンの“危険な”武力冒険手法を阻止すべき。
・プーテインは政敵、ナヴァルニーの暗殺を企てた。制裁を課すべき。
・欧州への追加ガス輸送海底パイプライン(ノルド-2パイプライン)建設の停止。
 ロシアの欧州への経済的影響力を阻止すべき。

バイロン
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日本最悪:男女同権後退ー菅首相の不人気 [国際]

如何したことか、菅首相の人気が外国メデイアで良くない。

今回は米国ABCが首相の男女同権に関する消極性を叩いている。

彼の20名の閣僚中女性はたったの2名。

安倍前首相が提唱した5年で主要企業の経営陣に30%の女性を起用する案も新首相は、後退して10年に伸ばしたと指摘。

今年の国際経済フォーラムの報告書(2020 World Economic Forum report)で、日本は世界153国中
121位の女性権利無視の最低レヴェル国。

安倍首相が就任した際は101位だったのに菅首相の登場で更に、後退していると報じている。

テレヴィに出る菅首相は何時も原稿の棒読みだと怪訝の海外メデイア。

昨日の記者会見も、亦異様で、記者席は全て男性。

そろそろ何とかしないと世界の村八分となる。

一応世界は日本を“先進国”とみているのだから。

バイロン
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仕事はこれから:離脱後の英国 [連載ー英国EU離脱交渉]

長々と遅延した離脱交渉。

EU、UK共に取りあえず“無協定破断”のハードシナリオを回避して、安堵の吐息をついている。

だが、ジョンソン政府は、ポストブレシットの具体的指針を何ら持たない。

土壇場で合意に達した協定には、ファイナンスを含むサービス分野に明確な協力の規定が無い。

モノの交流にしても、当面の新規関税は避けられたが、国境管理のロジステイックは新たな経済的負担となる。

過去は何とか仕分けがついたが、これからのEUとの将来関係を如何するつもりか。

亦、国際社会で、外交路線を如何に定めるのか。

ジョンソンの喫緊の仕事は、内閣改造を行い、鋭く優秀なタレントを採用し国の将来像を描き出すことだ。

(以上FT紙社説他から)

バイロン

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equivalence decisions:ロンドン金融センター [連載ー英国EU離脱交渉]

離脱協定に規定を省かれた“金融サーヴィス“分野。

EU、UK双方の規制体制に関して、双方独自に、維持監督の建言を残し、“横目に”他方の制度を見て、”同等(equivalent)”かどうかを判定する。

同等で無いと判定すると、相互協議に入るメカニズムを作成する。

”equivalence decisions(同等決定)“方式なる玉虫色の合意がなった。

これでは、金融機関の相互乗り入れルールが不鮮明。

問題の先送り。

世界の金融センターだったロンドンの将来は不安定。

バイロン

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EUから見た離脱協定 [連載ー英国EU離脱交渉]

新協定につき、レイエンEU委員会議長は記者会見で、UKとの離別は"such sweet sorrow"(こんなに甘く悲しいのものか)とシェイクスピアを引用。 ジョンソン首相の“歓喜の”記者会見とは一線を画した。 同席のEU交渉担当者バルニエ氏は、漁業問題の合意につき下記説明; ・EU離脱により、UKはUK領海内でのEU漁業者の漁獲量の全量を取り戻すと主張して来た。  彼らの最終提案は全量で無く、これまでの年間漁獲量の80%まで取り返すと譲歩していた。  最終的に25%に落ち着いた。EU漁業は従来の75%の漁獲を確保出来た。EUの勝利である。 ・この割り当て合意は、5.5年間有効。その後の割り当ては別途協議する。 バイロン
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国権奪回;ジョンソンの歓喜 [連載ー英国EU離脱交渉]

クリスマスイヴの協定合意成立。

ジョンソン首相は、“イギリスの主権を奪回した。イギリスの主張が通った“と興奮した深夜の発表。

だが、UK国会議員誰一人として合意の内容を知らない。

交渉担当のフロスト氏は新協定は1500頁ー500頁が協定本文で1000頁は引用、索引ーに及ぶが即時公示を約す。

メデイアは“難題の”漁業権はどうなった、と攻めるか、回答は無い。

一人ジョンソン首相が独り、上滑りの反応。

バイロン
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離脱協定骨子 [連載ー英国EU離脱交渉]

イヴが明けてクリスマス。

合意されたUK離脱新協定の骨子につきFT紙が下記報じる。

・新協定により、UKからEUへの輸出は“殆どのモノ(most goods)”につき新規関税は免除される。

・犯罪捜査、エネルギー政策、デター処理に関して双方共通の“新機関”を創設する。

バイロン
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