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外国学生の授業料:フランス公立大学 [欧州]

フランスで論議が湧いている。

マクロン政府が打ち出した大学授業料改革。

外国留学生(EU留学生を除く)のフランス内公立大学の授業料の値上げを下記実施する。

・これまでの授業料はフランス学生と同額で学士過程は年間170ユーロ,修士過程は243ユーロ。

これを本年度,9月より始まる新学期から、”外国留学生”に対し2770ユーロ、3770ユーロに値上げす
る。(数字はタイプミスではありませんー著者注)

・フランス学生はこれまで通りで値上げなし。


外国留学生差別と,あまりの劇的値上げに全国教授組合,各種学生組合が立ち上がり,抗議の声を上げている。

大学は、知恵を絞り、新学期の外国留学生への新授業料付加を避けており、現在のところ、調査対象の75公立大学で,新授業料を適応したのは4校のみ。

今後,議会,さらには司法機関を巻き込んだ議論となる。

行政天国のフランスならではの急展開。

バイロン


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収まらぬカタロニア独立運動 [欧州]

週末にかけてスペイン カタロニア州バルセロナでの街頭デモが激化の様相。

スペイン憲法上,地方の独立は禁じられている。

カタロニア州政府は2年前これに背いて州の独立につき住民投票を強行。

爾来,マドリッド中央政府と角を突き合わせてきた。

住民投票を強行した州政府のメンバー9名に今月マドリッドの最高裁が10年以上の禁固刑を科し、その刑量の厳しさに、バルセロナ,その他のカタロニア州の各地で一斉に抗議デモが発生している。

昨日の土曜日,海岸からサクラダ ファミリア寺院に向かう大通りを埋め尽くす40万人の大規模なデモ。

ふたたび,カタロニア州旗が舞っている。

デモを組織したのは複数の反マ ドリッド団体で、今後、週末毎にデモを挙行すると強気で独立運動にまた火が付いた。

バイロン
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パース;豪州一の日照時間 [アジア]

豪州気象台発表。

豪州各地の昨年、年間日照時間(一日あたり)が発表された。

一位は西豪州パースで8.8時間,以下、ダウイン 8.5,ブリスベイン8.2、アデレイド 7.7、キャンベラ 7.7,シドニー7.2、メルボルン6.5。

パースが豪州最高の”サニー シテイー"の栄冠をになった。

西豪州州観光局は大騒ぎ。

国内外から、”太陽の観光客”を改めて誘致する。

長い陽光で空気に湿気がなく、従い空の青色が深い。

昨日まで38日間一滴の雨も降らなかったパース,史上4番の連続無雨記録をたてた。

本年4月には月間一滴の雨も降らず1876年気象記録が始まって4回目の無雨の4月を経験した。

バイロン

(著者の居住する長野県蓼科高原は日本で一番の日照時間の地点)

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トランプの後追い:モリソン豪州首相 [国際]

豪州モリソン首相はイスラエルの豪州大使館をテルアヴィブからエルサレムに移転する可能性を示唆している。

アメリカ トランプ大統領の決定に追従の構え。

今年5月のトランプ決定でガザ地区に暴動が勃発し,イスラエル保安部隊により58名が射殺されている。

首相は、大使館を移転しても従来と変わらず1国2制度方式は奨励するとし、大使館移転は和平交渉に弾みをつけると、語ってる。

トランプは自国の法務省のロシア疑惑捜査を民主党の"違法政治活動"とし現職法務長官バーをモリソン首相に送り、国際的に"民主党の違法選挙活動"の調査に協力を求めた。(途方もない動きで米メデイアもようやくまともに報道を始めている)
モリソンは協力を約している。

同様の動きをトランプはイタリア政府に対しても行っており今週,イタリア首相はバーの訪伊とトランプの依頼を認めたが、イタリアは、アメリカ国内政治闘争に巻き込まれないと,協力を拒絶している。
(今週イタリア議会で首相が言明)

強化する移民政策,反イラン姿勢、右傾する諸施策,モリソンは トランプの"一のプードル"との評判を得たようだ。

バイロン

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弾劾審査に前進:ミューラー レポート [米国トランプ弾劾]

アメリカ首都ワシントン地区最高判事は昨日下記2点に裁定を下した。

・連邦議会下院の法務委員会が法務省に提出を求めているミューラー レポート。

議会へ提供されたレポートは240か所が黒塗りとなっており国民も,議会も内容が分からない。
法務省は、黒塗り部分は当初トランプの違法選挙調査を許可した大陪審の審議に関する故、
公開できぬ としていた。(大陪審審査過程は秘密にされるのが慣習)
最高判事は、法務省の主張は、すでに,下院の弾劾調査が始まっている現状で、無意味だとして
10月31日までに法務委員会の要求通り”無修正”ミューラー レポートを提供するよう命じた。

・連邦下院議会の共和党議員が主張している弾劾調査の違憲性ーすなわち、民主党だけの調査は違憲で
全下 院の決議を要するとする主張ーは憲法,諸法令,前例に根拠なく、間違いだと裁定。
合法だと判決。

バイロン
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またもや性的凌辱被害者 [米国トランプ弾劾]

今年初頭,ニューヨーク州高裁に暴行、名誉棄損で、トランプ大統領を訴えた元トランプのテレヴィ番組アプレンテイスに出演していた女優ザーボフ。

事態が急に公になった。

2007年12月、ロサンジェルスのビヴァリーヒルズ ホテルに呼び出されて受けたトランプの婦女暴行容疑。

トランプは容疑を全面否定。

ザーボフはトランプから当時の移動記録,宿舎記録を求め,自分からはトランプから受け取っていたメイルを証拠として提出している。

トランプは、州の訴訟行為が 現職大統領に及ばないと反論してきたが、昨日、州高等裁判所はトランプの事情聴取を決定。

12月6日までの間に都合をつけ聴取に従うよう命令。

トランプからの反応はこの時点で無い。

バイロン
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アメリカの良心 [米国トランプ弾劾]

アメリカ法務長官バーは、4年前の大統領選挙前後に開始されたトランプのロシアコネクションによる違法選挙戦捜査が、合法だったかの調査を始める。

自分が所管する法務省の過去の捜査の"違法性"を調査する。

捜査は、特別捜査官ミューラー氏により今年終結して,結論としてトランプの有罪は議会により決するべしとしている。

ミューラーレポートでは、現職大統領の犯罪訴追は法務省の慣習上、できないと結論つけていた。

法務長官バーはあたかもトランプの個人顧問検事のごとくトランプ擁護に全力を傾注している。

今回の異例の捜査で ロシアゲイトは民主党の陰謀だったと証明しようとしている。

疑念の利益を狙い混乱を演出して 来年の選挙選に向かう。

アメリカの良心が再び試される。

バイロン
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人身国際密輸組織;中国人39名の死亡 [国際]

今週、イギリス エセックス州 テイルベリー港で冷凍トラックの中で39名の中国人が死んでいるのが発見された。

トラックは、北アイルランド本社の冷凍トラックの貸し出しの大手会社の所有。

契約でベルギーのジーブラーゲ港にトラックを向かわせ”貨物”を受け取り、フェリーで英国へ向かう。

到着港のテイルベリーで発見の惨事。

今や”大国”の中国が絡む国際人身密輸事件。

背後に如何なる暗い仕組みが隠れているのか、これからの解明に待つことになる。

バイロン
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上院の反撃 [米国トランプ弾劾]

トランプ陣営は激化する大統領弾劾の動きに反撃ののろし。

昨日,連邦上院議会で際どい共和党多数を頼りに反撃の議決。

趣旨は:
・下院の大統領弾劾調査が民主党独断で秘密裏に行われており、法の公正な手順(due process)を踏ん
で いない。

・下院は、弾劾調査を、全議員に図り、公開して行うべき。

・弾劾調査に関して、対象者である大統領に公平な防御の手段を当たえるべき。



多数調査機関が民意調査の花盛り。

トランプ弾劾,解任しかるべしとする向きが過半数を超えてきた。

バイロン
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離脱延長協議:EU外相会議 [連載ー英国EU離脱交渉]

現地時間、本日25日金曜日,ブラッセルでEU27カ国外相会議。

イギリスに与える離脱期日延長につき協議決定する。

現地報道ではイギリスのベン法どうり,来年1月末日まで伸ばし、もしそれ以前に離脱協定案がイギリス議会を通過したら、その日をもって離脱日とする案が有力。

しかし、フランスマクロン大統領はこれ以上イギリス離脱問題が尾を引くのは,EU全体の将来計画に障害だとして、一週間後のリスボン協定通りの離脱か,最短期間の延長しか認めるべきでないと主唱している。

一方、イギリス ジョンソン首相は、延長が認められれば議会解散,総選挙を行うと、選挙になれば絶対有利だと自信を示すが、イギリス特有の”解散法"があり、時の政府が解散権を,自在に政略に利用する事を禁じる法"定期法(fixed term parliament act)"があり、解散には下院の三分の二の賛成がいる。

労働党,他,反ジョンソン諸党,諸派は解散に反対の姿勢。解散は不可能な状況。

ここ一両日の展開,現地今朝の外相会議にかかる。

バイロン


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