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香港 被疑者引き渡し法破棄 [アジア]

昨日、香港政庁保安相代理は、香港議会に対し、懸案の被疑者引き渡し法の議会上程を停止すると報告。

長期に亘る香港市民の反対デモに屈する形となった。

これまで、香港政庁長官キャリーラム女史は同法の国会審議を”延期する”とし同法は事実上”死んだ”と声明を発してデモの鎮静化を図ったが効果はなかった。

今回の展開に、FT紙は 中国本土政府が キャリーラム女史の弱腰を責め、更迭を考慮中と報じたが、中国外務省は即時否定している。

バイロン
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延長期間は10日? [連載ー英国EU離脱交渉]

イギリス首相官邸ダウニング街10番地。

昨日は記者団に囲まれて;

・後1週間に迫った31日のEU離脱日に離脱が可能か、どうか、予測できない。

・ジョンソン首相はEUと離脱協定案の再交渉に入っている。

・ジョンソン首相は、離脱日の延長をEUに提案しているが,EUの反応は未だない。

以上、この期に及んで”何もわからぬ”との告白。

一方、情報通筋から、EUはジョンソンの英国議会対応に後10日間の余裕を与え、11月10日を新しい離脱日とする検討を始めた。

バイロン
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議会政治:トランプ風 [米国トランプ弾劾]

昨日、アメリカ下院3委員会の非公開証人喚問。

その場に、共和党議員が乱入。

国務省職員ロシア専門家の証言が5時間遅れた。

乱入議員は証人喚問の事由、その証言を公開せよとの要求。

トランプ弾劾調査の一環である非公開証人喚問。

公開すれば”密告者”の正義行為も、関連証人の証言にも悪影響有りとして、現制度は、長く守られている。

また、関連小委員会には共和党議員が含まれており、党の意向は委員会内に伝えられる。

昨日の共和党議員約20名による議場乱入は、極めて異例で、小委員会議長は一時警官の導入まで考慮した模様。

トランプは、事前に乱入議員をホワイトハウスに呼び、民主党の弾劾調査に対する”効果的な”防護策を採るよう要請している。

終に、言辞ばかりか、行動まで”幼児的”になり下がるトランプの世界。

バイロン


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トルコ―ロシア協定:シリヤ主役交代 [中東]

ソチにおける、ロシア プーテイン大統領と、トルコ エルドガン大統領会談。

シリヤ情勢に関し合意がなった。(主にCNN報道から)

主要点は;

・ロシア軍とトルコ軍はシリヤ―トルコ国境問題解決に共同体制を敷く。

・トランプと、エルドガンとの5日間の休戦協定が失効したので、今後、ロシア―トルコ連合軍が
 トルコーシリヤ国境警備を担当する。
 米軍には、二日の内に、シリヤから完全撤退を要求する。

・連合軍は、先ず、トルコ―クルド間の戦闘を中止する。
 次に、クルド軍の、戦闘地区からの撤退をリードする。

・シリヤ―トルコ国境は長いので、停戦から和平までの間、ロシア軍の軍備、兵員をシリヤ領土に
 大量投入する。

かくて、アメリカのシリヤへの影響力は消えてロシアに主役交代。

NATOの主要メンバー、トルコとアメリカの関係は混乱の極み。

NATO政策、中東政策、トランプの意図は誰にも判断できない。

バイロン

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検討に時間がいる;無協定離脱? [連載ー英国EU離脱交渉]

あと1週間。

昨夜のイギリス下院議会の討議。(閉会は午後8時半)

先ずはジョンソン首相の離脱協定案については、野党労働党、中間派、から、賛成者が出て、初めて政府案が通過した。

しかし、再度、ジョンソンの協定案について詳細検討する時間が無かったので、本日の承認議決を最終とせず、検討の時間を持つべきだとの動議が提出されて、過半数を超えて賛成され、結局、またもや議会は継続審議となった。

あと一週間のうちに、UEサイドの英国離脱延長要請にたいする最終対応がでて、さらにそれをベイスに英国下院議会の最終姿勢を決める手順だが、物理的にもう時間は無くなっている。

ジョンソンは総選挙を仄めかすが、議会はそれを許さぬ方向。

バイロン




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混乱トランプ:議会証言 [米国トランプ弾劾]

フロリダのドラドにある自分のゴルフ設備。

トランプは来年のG-7サミットをそこで行うと宣言。

さすがに共和党も含めて大統領の権威を嵩にした自己取引で利益の違法誘導だと、総スカンの声。

トランプは終に後退して、決定を取り下げた。

しかし、トランプは一切違法性は無いと言い張りつつあり、建国者が規定した憲法にある利害の衝突の回避につき、”無意味な規定”だと、”憲法”に噛みついている。

また、シリヤからの撤兵でトルコにかっての盟友クルド軍の殺戮を許したと、トランプの”裏切り”についても、身内の共和党首脳からも散々の非難を浴びる。

代理にせよ、ホワイトハウスの首席補佐官、マルヴェニーが口から出まかせの舌害をまき散らす。

現在下院議会で調査が進む大統領弾劾。

切っ掛けは、トランプがウクライナ政府への軍事援助金の支払いを差し止め、支払いの条件にトランプの政敵バイデンの醜聞を調べろ、との圧力を掛けた嫌疑。

トランプが必死に否定している。

マルヴェニーは記者会見で口を滑らし、支援金を交換条件に利益を得ようとするのは、当たり前の外交手法でウクライナにも圧力を掛けたと、トランプ主張をひっくり返している。

今週は、国務省から、数名の証人が議会で証言する。

先ず全員、トランプと彼の顧問弁護士ジュリアーニの”ウクライナ”陰謀を、暴く。

トランプは今週も防衛一方となりそう。

バイロン
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小手先ジョンソン:見えないインク [連載ー英国EU離脱交渉]

先週土曜日、英国の将来を決するEU離脱協定の議会承認を得られなかったジョンソン首相。
ベン法に従い,EU委員会に、離脱時期の延長―来年一月31日まで―を要請した。

BBCが入手したコピーを見ると、この要請書簡にジョンソン首相の署名が無い。
国家重要書類に署名が欠けている。

さらにジョンソンはEU理事会長タスクにも書簡を同時発送。

その中で、ジョンソンは、即刻,EUと離脱協定内容につき協議再開すると述べている。これは、手続き上違法。即ち、協議再開は、もはや、ジョンソンの決定事項ではない。
ベン法に明示の通り,EUに決定権がある。即ち,EUが望めば、離脱時期の延長さえ不可能である。

ジョンソンの”二通の書簡”、彼一流のまやかし手法、”見えないインク”の手品だとメデイアは姦しい。

EUの正式反応はこの瞬間、まだ出ていない。


バイロン




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二期目の船出:インドネシア ジョコウイ大統領 [アジア]

本日より、インドネシヤ ジョコ ウィドド(愛称ジョコウイ)大統領の2期目、5年間が始まる。

大統領のあれこれを記してみよう。

・58才、家具のセイルス マンからジャカルタ市長に出世。
庶民の代表として人気を博し5年前、終に大統領迄登り詰めた。

・国政の難しさを知らず、既得権層との付き合いも薄く”改革派”として期待が大きかった。

・政治理念を途轍もなく広い国土をカヴァーすべくインフラ強化、および弱者救済の二本柱とする。

・今年、4月の大統領選挙も同じモットーで乗り切り、対抗馬スビアント(元将軍)を振り切った.
 支持投票率は55.5%だった。

・最初の5年間で”バリ島を10個作ろう”とのかけ声で観光、インフラ投資を進めた。
 始めてジャカルタに地下鉄を敷いた。

・出身政党は党争民主党(PDI-P)だが、党首はメガワテイ女史で、ジョコウイは5年間努力したが
 党首になれない。
 メガワテイ女史は、インドネシア初代大統領スカルノの娘。
 自身も5代目大統領だった。
 メガワテイの娘が国会議長に選ばれている。
 現職大統領なのに党首になれず、ジョコウイは”弱い大統領”との世評が定まっている。

・ジョコウイは二期目で、政敵スビアントと和解、協調すると明言、更に、長期独裁政権を維持した
 元スハルト大統領の女婿プラヴォヲを新政権に迎えると語っている。

・国内問題山積。
 学生がウィドドの人権軽視にデモを始めている。
 パプアでは反政府運動が激化して暴動化している。
 ボルネオ.スマトラ島の森林火災で事後処理が大変。
 イスラム教徒が、ウィドドの保護が薄いと攻撃。更に宗教国家に傾く危険がある。

・4兆円に近い財政支出で、ジャカルタから東ボルネオ島に”遷都”を発表。

バイロン
   
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離脱延期か [連載ー英国EU離脱交渉]

昨日、珍しい土曜日開催の英国議会。

時間に追われたギリギリのEU離脱討議。

新法'ベン議員立法)により、昨夜11時を時限として、英国は議会が離脱案を承認しない場合、EUにたいして例脱延期の要請を行はなくてはならない。(”無協定離脱”を禁じる新法。)

ジョンソン首相は個別議員説得に全力を傾け、彼の新離脱協定案が議会を通過すると強気だった。

ところが、昨日の議会、前の保守党閣僚だったラトウィン議員の動議ー”ジョンソン協定案を審議する前に協定案を執行できるかの必要法令を審議する必要があり、議会の最終判定はその後とすべき”ーが野党労働党、元保守党の離党議員、DUP10議員の賛成で322-306票で際どく、昨日の本協定案の審議を延期してしまった。

ジョンソンには最悪の時間切れだった。

ジョンソンは、やむなく、昨夜、ベン法に従い、EU委員会に、離脱日を来年1月末日まで延期するよう要請状を発した。

延期するぐらいなら”溝で死にたい(dead in ditches)”と延期に大反対のジョンソンには最悪の屈辱。

彼は、EU委員会に対し、来週、月曜、火曜の二日をかけて再度議会に”彼の”離脱案を承認させるとの書簡も発した。

昨日ロンドン、ウェストミンスター議会を、EU離脱反対の市民の大デモが取り囲んでいる。

EU委員会は、ジョンソンの離脱日延長要請に付き、EUメンバー国の承認取り付けに”数日”かかるとする。

バイロン
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カタロニア独立の火種 [欧州]

2年前燃えさかったスペイン カタロニア州の独立運動。

首都マドリッド政府は、当時独立運動を指導したカタロニア州政府の要人を、独立を禁ずる国法違反の扇動罪として、訴追。

憲法裁判所の判断を経て長い審議ののち先週、最高裁は判決を下した。

副州知事以下、9名の州政府大臣を、9年から14年の禁固刑。

あまりに厳しい判決に、全カタロニアが覚醒し、またもや、反マドリッドの独立運動に火が付いている。

当時独立運動を指導した州知事プッチダモンはブラッセルに政治亡命しているが、先週のマドリッド最高裁判決で、スペイン政府は彼の逮捕と引き渡しをベルギーに求めた。

判決と同時に、州都、バルセロナを始めカタロニア諸都市に、100万以上の反マドリッドデモが生じている。

独自の言語、議会、”国旗”、”国歌”を持つカタロニア州。

スペイン人口の16%(750万人)ながら、スペイン輸出の25%を稼ぎ、海外の観光客年間の7500万人のうち、2000万人がバルセロナのサグラダ ファミリアを最初に訪れている。

バイロン

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